どうも、高卒投資家ぽんたです。
最近は市場が調整を始めて不気味さが漂ってきましたね。大暴落はないにしても調整は覚悟した方が良いかもです。
ちなみに自分は中短期銘柄と極一部の長期銘柄を利確or損切り撤退したので何も気にせず安眠できております。
さて本題。
自分は投資を始めたころは所謂「マネーマシン」を作りたくて配当利回り5%を超える銘柄を好んで選考しておりました。いわるゆる「高配当銘柄」ってやつです。まあ主に銀行やタバコ、石油ですね。
その結果はコロナショックもあり仕入れた全ての高配当銘柄が含み損が大きく広がり損切撤退または塩漬けという情けない戦績を残しました。特に米国株は為替リスクがあり、せっかくのバブルで購入価格まで戻ってたのに含み損なんてザラです。このバブル下でも利確撤退もできず完全に負債となっており非常に世知辛いです。
このような苦い経験から自分は完全なるアンチ高配当となりました。今ではよっぽどチャートが中長期で強くない限り好んで高配当株を買うことはありません。(最近ではAT&Tやエクソンモービルなんかはアリと思いましたけど)
そして思ったことが一つ
配当欲しけりゃ配当利回り3%くらいで良い
ということです。
これの方が損しにくいし配当金もそこそこ貰えるんで効率良いです。よく高配当さえ貰えば損益プラマイゼロ、もしくは若干マイナスでも良いなんて意見を聞きますがだったら社債や債券だけ目いっぱい買っていればいいです。
なぜ、わざわざ株式で雀の涙の配当を増やすために高リスクを負うのか。正直、割に合いません。そう思いませんか?
配当利回り3%の銘柄は良い意味で平凡
まず個人的な話ですがコロナショックで仕入れた配当利回り3%の銘柄は結構な確率で10~30%程度価格が上昇しました。そして配当利回り2%以下には50%超えもチラホラ。まあ購入金額が超少なかったんで貢献度めっちゃ低いんですけど。
そして配当利回り4~5%を超える銘柄は正直なんとか値を戻した程度です。というか完全には戻ってないものが殆どです。バブルなのに。特に米国株は為替差損でまだ大きくマイナスです。クソが。
ちなみにこれはETFで比べるとさらに分かりやすいです。
これから比較をしますが、個別銘柄はちょっと選定が難しいのでETFでやります。コロナショックからの回復度を測るために1年リターンで比較します。
米国配当ETFの成績で比較
米国ETFの一年リターンを配当利回り順に並べてみました。結果を先に言ってしまうと面白いことに運用成績は配当利回りと反比例しました。
- SPYD(5%) → 1年リターン -11.2%
- HDV(4%) → 1年リターン -6.2%
- VYM(3%) → 1年リターン +1.4%
- VIG(2%) → 1年リターン +15.5%(参考)
配当利回り4%以上の銘柄はプラス復帰できておりません。
配当利回り3%ベースのVYMは以前の水準まで戻しました。それ以上の利回りの銘柄は未だマイナスです。コロナショック以前の水準に戻れていません。
VIG(連続増配ETF)や上のリストには無いですがSPY(S&P500)のような配当利回り1%~2%のETFはさらに高成績です。VIGなんかはSPYのようにハイテク銘柄の比率が高いわけでもないのに非常に優秀ですね。
これだけでも配当利回りを狙うなら3%が限度と分かります。個別銘柄でも大体同じ結果になると思います。つまり現状としては
- 5%以上 → 超過小評価
- 4% → 過小評価気味
- 3% → 適正評価
- 2%以下 → 過大評価
て感じでしょう。ちょっと適当ですが。
配当利回り3%台は株価の評価も比較的適正な感じがします。高すぎず、安過ぎず。
これが配当利回り狙うなら3%が無難じゃないのか?という主張の根拠です。株価も配当利回りも比較的適正なのでは?と。
さらに今回のコロナショックで分かったのは配当も株価も高過ぎず安過ぎない適正銘柄はショック時に比較的小さく下落して普通に戻りました。つまり値動きの意味でも安定する傾向にあります。
ちなみに低配当で高い銘柄は大きく下落して大きく戻しました。高配当で安い銘柄は大きく下落して少し戻しました。
それなら低配当銘柄だけ買えばいいのか?
これはなんとも言えませんが少なくともここ10年以上はそうだったのは間違いないですね。ただしそれは金融緩和が繰り返されてきた影響もありますし、これからの未来のことはわかりません。
高配当銘柄にチャンスがあるとすれば、それは比較的割安銘柄が多いってことでしょうか?割高株のバブルが崩壊した場合には割安株に資金が流れてくるかもしれません。
米国の有名なバリュー投資家(バブル研究者?)もこんなことを言ってるそうです。
↓以下別サイトのリンク↓
まあ僕は正直この人知らないんですが、ただのよくいるバブルおじさんかもしれません(失礼)
ただ、この人が言うにはバブル崩壊後は割高株は大きく崩れ、割安が上がる平均回帰が起こるだろうとのこと、別記事では新興国なども面白いとも言っている、もし、こういった可能性が起こり得るなら割安高配当のような銘柄にも多少資金を振り分けても良いかもしれません。
が
わざわざ割安高配当株買わなくても割安成長株買えばいいんじゃね?て気がします。割安で配当利回り3%くらいで株価が右肩上がりな銘柄を選考して持ってればいいんじゃね?と
そうすればバリューシフトが起ころうと起きなかろうと儲かるんでは?だってバリューでありグロースであるんだからどっちでもいいじゃん、しかも配当も3%も貰える。安く仕込んでおけば将来増配を繰り返してすごい利回りになる可能性だってある。
それらの個別銘柄選定ができないならS&P500と債券を50%50%で買えばいいんじゃない?と思う。それなら難しくないし安定感も増して配当もそれなりに貰える。
ちなみに自分は割安株も割高株も債券も商品も買ってます。理由は以前の記事で説明した通り、これでS&P500すら上回る可能性があるからです。そのうえ安定感も高くなります。余談ですが割安株に関しては米国株ではなく日本株で仕込んでします。
ちょっと話がずれてきたので、この辺でまとめます。
まとめ
本日の記事の内容をまとめます。
自分は配当利回りを狙うなら3%程度が無難(限度)だと考えます。理由は、
- 配当利回りは4%を超えるとリターンが弱くなる。
- ETFでも配当利回り3%以下はプラスを維持しやすいことが分かる。
- 配当利回り3%銘柄は値動きも安定する傾向にある。
- 2%以下は割高な銘柄が多い(全てではない、バークシャーとか割安だけど無配)
最後に注意点として、この記事ではあくまで配当利回りを取りたいなら3%程度にすることが無難と言っただけで配当利回り3%を選べば儲かると言いたいわけではありません。配当+値上がりの総合で損しにくいのでは?と言う提案です。事実、現状は配当利回り2%以下の割高グロース市場のほぼ一人勝ち状態なので。
割高株の暴落や高配当銘柄の右肩下がりのジリ貧に巻き込まれて大損したくない人は一考の価値ありだと思います。投資は中堅であることが一番無難だったりします。もし良かったら参考にしてみてください。
以上で本日の記事を終わります。
また次の記事で会いましょう(。・ω・)ノ゙♪