どうも、高卒です。
自分は今年の初めに偉そうにこんな記事を書きました。
【ETFでお手軽】簡単に誰でもできる2021年から投資リターンを伸ばす方法!【簡単かつ安全、手法も公開します。】
この記事内では、こんな提案をしています。
- S&P500
- 高配当株(米国)
- 新興株(米グロース)
- 新興国
- 日本株
- 銀
- 金
これらに均等に投資するだけで2021年はS&P500を上回れるかも!?
的な内容です。
記事を書いた当初は上回る自信はありました。
根拠は
- グロースはずっと圧倒的に強い(数年間最強…だった)
- 暴落後は銀、金の時代
- 暴落後は新興国、日本株が伸びる
- むしろ米国株は失速する
と、考えていたからです。
一応、高配当株も分散候補に入れていましたが正直、足を引っ張ると思っていました。
が、蓋を開けてみれば…まさかの結果。
とりあえず、今年も半分に差し掛かろうと言うことで提案の中間結果報告を確認していこうと思います。
サムネからすでに察しているかと思いますが正直に報告いたします。
提案内容の再確認
過去記事で提案した最強ポートフォリオ(笑)を再度確認します。
下のラインナップに当てはまるETFを均等比率で購入する、というナイスアイデア(笑)です。
ETFは以下。
- S&P500(SPY)
- 高配当株(VYM)
- 新興株(VUG)
- 新興国(VWO)
- 日本株(1329)
- 銀(SLV)
- 金(GLD)
これらETFにおよそ15%づつ均等に投資する、と提案いたしました。
投資先、比率ともに当時の記事と少しも変えていません。
当時はこれで実際にS&P500を上回っていたし決して結果論だけでない理論的なものだと思っていました。
ちなみに自分は投資スタンスが違うので上記の買い方はしていません。株高を警戒しているので今年に入って買ったのは金現物と100円株、つみたてNISAのみです。
提案の現状はどうなったのか?
提案の中間報告としては以下の結果となりました。
投資先(ETF) | 6カ月リターン(%) |
VYM(高配当) | 32.4 |
SPY(S&P500) | 28.8 |
1329(日経平均) | 26.3 |
VUG(グロース株) | 24.9 |
VWO(新興国) | 21.8 |
SLV(銀) | 9.2 |
GLD(金) | -6 |
平均(提案ポートフォリオ) | 19.6 |
えー…
ご覧の通り管理人の提案したポートフォリオはS&P500を大きく下回りました…。
理由は管理人が展望を多少見誤ったからです。
というか、まさかの最強は高配当株一極投資(VYM一極)でした。
これは流石に予想外。
展望を間違えた言い訳
以下、過去記事の今後の予測文を抜粋。
- グロース株、金銀(さらに言えばコモディティ)は低金利化で数年間はさらに強くなる。
- ここ最近では新興国株にも日本株にも投資資金が回ってきている。(日経の爆上げが証拠)
- 米グロース株は異常に割高のため短期的に大きな調整を迎える可能性あり、その影響で割安株にも資金が流れてくる可能性あり。
抜粋終わり。
そして実際は以下のようになりました。
- まさかの金利が急騰、予想に反しグロース、金、銀が大きく売られる。
- 新興国はワクチン不足による接種遅やコロナ再拡大、日本は五輪開催強行懸念から上昇の勢いが失速しました。
- グロース株は失速し割安株へシフトしました。これは正解。
①の予測外しが大きく影響しS&P500をかなり下回ることになりました。また、②も少なからず影響しました。
何よりS&P500が想像以上に無双すぎました。全く下落トレンドに入る様子がありません。明らかに超過熱状態なのに止まりませんでした。
結果は管理人の予測が完敗しました。
もうS&P500だけに変えた方がよいのか?
管理人的にはまだ今年は半分以上あるので様子見したいです。
その理由は先に述べた予測がまだ展開の途中でしかないと考えているからです。
ここから予想される展開は
- ワクチン接種からのコロナ撃退を成功させた米国は、この後もバブルの限界を超えた成長をしばらく続けるが、ある時、高値止まりの息切れ症状をおこします。
- 成長の要だったハイテクが崩れた今、米国にはコロナ打倒後の株式成長シナリオが存在しません。お金をばら撒く理由も無くなるため、ここからグロース株がさらに下がります。
- 米割安株も大半が割安で無くなったため消去法で日本株、新興国株シフトが発生します。
- 米国は全株の不調に打つ手なし、世界最高の株式大国である米国の一時衰退を予測した投資家は来る世界株式の下落に備え、金などの貴金属に投資先をシフトします。(これは現に2019年後半には兆候が出ていた)
と、管理人は考えており(過剰かもしれませんが)
現状は予測の途中でしかないと思っています。
つまりS&P500、米高配当株は今がピークでは、ないかと思っております。
なんてことを言って予想を外すと、もう後がないですが…。
この後は、この順で動いて行くと考えます。
ハイテク(過去) → 米割安株(今) → 新興国株 → 日本株 → 貴金属 → (この先は予想不可、再びハイテクかも)
なので管理人はまだ諦めずに、この分散法を推奨します。
ただ、ゴリ押しはしませんので好きなものを買ってください。まだ2021年の半分以下とはいえS&P500を9%近く下回ってしまったので…これ以上は怒られそうです。
ちょっと自信と説得力がなくなってきたので、もう強制はできません。
SPYなりVYMなりを100%でも止めません…。
また、今、予想した流れの中に突如としてハイテク株の復活が介入する可能性もあるのでハイテクも切るようなことはしません。ただ、現状はコロナ不況解決によるばら撒き政策一旦停止シナリオしか見えないのでハイテクの急復活は考えにくいですね。(ハイテクの成長は米国のばら撒き政策の賜物なので)
バイデンはハイテク銘柄の支援に興味無さそうなところも怖い所です。
まとめ
中間報告結果をまとめます。
- 管理人案は5月末段階ではS&P500に9%近く劣後。
- ワクチン遅れ影響で新興国株や日本株が劣後。
- さらに金利影響でハイテク、貴金属も劣った。
- ただし、ハイテクから割安へのシフトは正解
- これが予想通りであるなら、展開の途中と言える。
- 次は新興国株、日本株へ資金が流れると考える。
- 最後に行き場を失った資金が貴金属へ流れる。
- 結果:まだ様子見が無難。
以上です。
なんか言い訳がましくなってしまいました。
まあ自分ではそれなりに正しいと考えていますが読者の皆様は高卒管理人の世迷言と考えて真に受けない方が無難かもしれません。
やっぱり最強のS&P500の牙城を打ち崩すのは難しいようです。
そんな感じです。
何とも歯切れが悪くて申し訳ありません。
また次の記事で会いましょう。