S&P500

芸人の動画だけを参考に投資を始めてはいけない【前編】


どうも、高卒投資家ぽんた(@kousotsuponta)です。

自分YOUTUBEはよく見るのですが、視聴傾向影響からか中田敦彦さんのYOUTUBE大学がお勧めに何度も出てきてしまい、せっかくなんで一度観てみました。

感想としては

  • ちょっと説明がクドイ印象を受けるが動画としては面白い、さすが芸人さん。
  • お金の基本も(少なくとも自分の知識と比較して)おかしなことは言ってない。
  • 株の話あたりから知識が浅く、付け焼刃感が露呈。

こんな感じです。

そして結論としては、この動画を投資のきっかけにするのは結構だが内容を鵜呑みにしてはいけないと思いました。せめて動画内で紹介されている書籍には実際に目を通してみるべきです。言ってることが違うということに気が付きます。

彼はすさまじく影響力のある業界人です。

そんな人が投資エアプにも関わらず、人生を左右しかねない内容について断言していく姿には恐怖すら感じます。

というわけで今回の記事では中田さんの動画の間違いを記事にしました。僕は影響力なんてない人間ですが、少しでも皆様の投資への誤解を無くして含み損地獄を回避することにご尽力できたら幸いです。

間違いが多すぎて指摘しきれず長文になってしまったため前後編に分けます。ご容赦下さい。

記事の構成としては

  • 前編:動画内で持ち上げられすぎた高配当投資への指摘
  • 後編:その他の間違い(キャピタル、ディフェンシブ、ETFなど)

こんな感じです。今回の記事では動画内でやたら持ち上げられていた割に特に間違いだらけだった高配当への説明をしていきます。

神格化された高配当投資の誤解

動画内で中田さんは、ひたすらに高配当を持ち上げ続けます。まるで万能の投資法のように

ですが、これは大間違いです。

指摘とその理由を説明していきます。

それは高配当ではなく連続増配では?

動画を見る限り、おそらく中田さんは「連続増配」「高配当」を混同していると思います。

おそらく参考にしたバフェット太郎さんの書籍「バカでも稼げる米国高配当投資」がタイトルからでも分かる通り客を呼び込むことに特化して高配当を全面に出してしまっていることで軽く読んだだけの中田さんは「高配当こそ万能」と勘違いを起こしたと思います。

ですが、著者が本来意図しているのは、単純な高配当ではなく連続増配です。勘違いして配当利回りの高い個別株だけを買うような手段を選んだ場合、かなりの高確率で長期含み損に見舞われます。投資人生の数年分を無駄にしかねません。

なぜ高配当株で損をするのか?

高配当企業というものは、成長が終わって次への進展を見いだせていないオワコン企業が多いからです。そして当然ですがオワコン企業の株価は成長しないし、最悪の場合減配します。

そして勘の良い方は、これだけで中田さんの主張の矛盾に気が付くと思います。

そう、彼の主張する「高配当=成長」の図式が崩壊しましたね。

高配当を出せる企業こそ成長している!の大間違い

動画内で中田さんは「高配当を出せる企業ほど成長している証」と説明していました。

??全く意味が分かりません??

とりあえず説明します。

高配当を出す企業は高成長企業ではない理由

まず、配当を多く出す企業というのは設備や研究費用が多く要らない状態まで成長しきった企業であり、どちらかというと成長が止まった企業です。だから設備投資に使わない余った資金を株主に還元しているんです。これが配当です。

逆に配当を出せない企業は

  • 軌道に乗ってめちゃめちゃ設備・研究投資している
  • 何らかの事情で事業が不調になった企業

のどちらかであり、高配当企業はどちらにも当てはまりません。(というか後者に近いです)

このことから中田さんは企業の成長の定義をはき違えていると言えます。

高成長なのに株価が上がらないという矛盾

彼は動画内で高配当=高成長と言いながら何故か高配当の企業は株価があまり上がらないと言ってしまい矛盾を起こしています。

通常、企業が成長するなら株価は本来の価値を上回る過大評価を伴って上がります。appleやAmazonなんてその典型です。

つまり彼の主張通り成長に期待できる企業に投資するならappleやAmazonに投資しないといけないんです。ですが高配当株に投資しろと言う。全く意味が分かりません。

ちなみに彼は動画内でapple、Microsoft、MacDonaldあたりを低成長、高配当企業と言っていますが、これらの企業は連続増配企業です。株価も基本上がり続けておりますので、お間違いのないようお願い申し上げます。

配当貰って再投資できるのは一体何年後でしょう?

動画内で彼は「配当貰って再投資するだけで将来複利で金持ちよ!」との主張を数回にわたって強調していますが、これも高配当投資エアプにありがちな勘違いです。

配当って本当に雀の涙なのよ…

言ってることは何も間違っていないんですが、配当ってのは購入額の3~4%程度の雀の涙なんです。これに対して高配当株を毎月数万程度買い増したとしても最初の一年で得られる配当金は数千円です…。

そしてこれを再投資しようとしても金額が少なすぎて少なくとも米国株には投資先が無いことに気が付きます。精々数十ドル程度のやっすい株が一株買える程度でしょうか。

最初から配当ジャブジャブ再投資ができるのは金持ちのみ

もちろん配当は徐々に増えていきますが、特に初期においては複利の力ではなく入金の力でしか増えないということをお忘れなく。

ようやく再投資するころには最悪数年経過しており、再投資を早めたいがために自身の資金を給料が出るたびに、ぶち込み続けることになります。配当再投資して終わりなんて甘い世界じゃないです。

これが高配当投資の真実の姿です。彼の主張する状態は高配当投資の完成形なんです。そして最も高配当を完成形に近づけやすいのは生粋のお金持ちか中田さんのようなTV収入、動画収入やサロン会員のお布施といった定期収入のある金持ちのみです。

普通の人には配当は主収入でなく、あくまで最低限の投資補助と考えた方が良いです。

 

本日の記事はここまでです。中途半端ですみません。

まだまだ言いたいことがあるので後編に続きます。

それではまた次の記事で(。・ω・)ノ゙