どうも、高卒投資家ぽんた(@kousotsuponta)です。
つみたてNISAランキング調べていると、ふと目に入ってくる変わった名前のファンドがあります。
その名は「ひふみプラス」。
この謎ファンドですが直近のリターンはすさまじく1年のトータルリターンは13.75%(!)となっております。最近の不況でグダグダな他のインデックス投資なんて目じゃない成績を叩き出してます。
過去5年で見ても9.13%であり脅威的なリターンです。
これだけ見ると
と言った印象を受けますね。
今回はそんな黒光りする「ひふみプラス」に絞って記事を書いてみました。もし良かったらお気軽にお読みください。
目次
ひふみプラスの特徴
ファンドの運用方針
- 国内外の上場株式を主要な投資対象とし市場価値が「割安」と考えられる銘柄を対象に
- 「産業トレンド+経営方針、戦略」などの数値以外の要素と「財務指標や株価指標」も併せて評価して投資する
- 利益確定売りや下落リスク回避のための売りも行うアクティブファンド
などと言った文句がならんでおり、なかなかに投資心をくすぐられるような方針を掲げておりますね。
しかし悪い言い方をすると、なんか方針が分かりにくい(抽象的)…とも見えます。
投資比率
- 日本株:68.19%
- 海外株:11.51%
- 現金 :19.25%
- 投資証券:1.04%
日本株が最も比率が高いです。というより元々は日本株オンリーだった模様
今は現金比率を高めており二番底に備えていることも伺えます。
投資業種、銘柄
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引用:ひふみプラス(レオス・キャピタルワークス) 20200622 目論見書
情報通信セクターが13.53%で最も高くなっております。直近はずっと情報通信の比率が高く積極的にハイテクの恩恵を狙いに行ってると考えられます。
ちなみにコロナの影響を大きく受ける製造業などの比率は相当落としたようです。
次に個別銘柄としては
- 1位は米国株のドミノピザ(DPZ)
- 2位はショーボンドホールディングス(1414)
となっており、いずれもコロナの影響を全く受けずにガンガン成長した銘柄達をセレクトしています。
特に1414は以前より保有しており、お気に入りのようですね。ずっと右肩上がりの成長を続けている驚異的な銘柄でもあります。
これらの銘柄が暴落後のリターンを支えていると思われますね。
手数料
- 購入時手数料:最大3.30%(楽天証券は無料、ネット証券なら無料?)
- 信託報酬料:1.07%
でありアクティブファンドとしては安いほうです。(十分高いですが)
また、信託報酬料は純資産総額が一定額を超えると次第に減る仕組みとなっており最小で0.8580%となるそうです。
以上がひふみプラスの特徴になります。
ここからはひふみプラスを買うべきかについて検討していきます。
ひふみプラスに投資するべきか?
結論から言いますと、買っても買わなくてもどっちでもいいです。
リターンは高いですし、手数料もめちゃくちゃ高いわけではないですから(高いけど)
ただし、つみたてNISAやiDecoで買うことは「個人的」にはお勧めしません。
なぜなのか理由を説明します。
「現状」はドル・コスト平均法で買うことには適していない
ドル・コスト平均法とは簡単に言うと一定の期間で一定の金額を投資し続ける投資法です。
つみたてNISAやiDeCoはこの投資法を強制的に行うことになります。
なぜ「ひふみプラス」がこの投資法に適していないかと言うと「ひふみプラス」は2018年以降一度も高値を更新していないからです。
ドル・コスト平均法は投資対象が高値を更新し続けるという大前提があります。つまり高値を更新できていない「ひふみプラス」は現状、つみたてNISAやiDeCoで投資する価値はありません。
ここで2つのファンドの5年チャートを比較します。
⇩ひふみプラスの5年チャート
⇩ニッセイ外国株式インデックスの5年チャート
これらを比較すると
「ひふみプラス」は一見すると派手なチャートを描いていますが、2018年以降はさっぱり高値を更新できていないと言うことがわかります。
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」はまだコロナからの立ち直りはできていませんが基本的には一度も立ち止まることなく右肩上がりを続けていることがわかります。
また「ひふみプラス」の1年と3年と5年のリターンだけ切り取ると
- 1年:コロナからのV字回復
- 3年:絶頂期+低迷期
- 5年:成長期+絶頂期+低迷期
を拾ってしまうことによって常に超絶リターンを上げ続けていたように見えてしまっているんです。
仮に2018/1~2020/1の2年を切り取ると全く伸びていません。そしてその傾向をまだ脱することができていないのが現状です。
以上の理由から「現状」はつみたてNISAやiDeCoには向いてないと言えます。
ただし2019年後半からは復調の兆しも見えており今後もこのリターン低迷が続くとは限らず必ずしもドル・コスト平均法に向いてないとも言い切れません。コロナ後はインデックスをアウトパフォームする時期が再びくる可能性だってあります。
つみたてNISAやiDeCo以外で買ってみればよい
成長が止まったかもしれない銘柄につみたてNISAやiDeCoを使うのはリスクでしかありません。
ですが東日本大震災後の急成長やコロナ後のV字回復を見る限り、このファンドは逆境での逆転劇が大得意なのかもしれません。
なので、どうしても買いたい人は今回のような急落時にまとめて買えば大反発を拾えて中々儲かることができるかもしれません。
僕なら、そのように買ってみると思います。
とはいえ、あくまで素人投資家の僕がそう思ったというだけで絶対急落時に買うのが正しい訳ではありませんし絶対ドル・コスト平均法で買ってはいけないというわけではありません、なので最後は自分で決めてください。
まとめ
長くなったので簡単に要点だけまとめます。
- 日本株を主体にしたアクティブファンド
- 設定来リターンはかなり高いが
- 近年は停滞が続いていた
- コロナからV字回復を遂げたが
- 未だ過去の最大値を超えていない
- 現状ではドル・コスト平均法はお勧めできない
- とはいえ復調の兆しもあるため一概にNGとは言い切れない
- もし買うなら下落時を狙って一気にか?
といった感じです。
繰り返しになりますが今回の記事の内容はあくまで管理人が感じたことを記事にしただけなので絶対ではありません。
買うか?買わないか?は最後はご自身で判断して下さい。
以上で本日の記事を終わります。
お疲れ様でした。
また次の記事で会いましょう(。・ω・)ノ゙♪