高卒です。
すみません、記事タイトルは嘘であり釣りです。
というわけで、本日はプレジデントオンラインさんより面白そうな日本株推し記事を見つけましたのでご紹介します。
「むしろ米国株より日本株」年275万円の不労所得を稼ぐサラリーマン投資家が日本株にこだわる意外な理由
投資をするなら、日本株と米国株のどちらがいいのか。『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』(KADOKAWA)の著者で、現役サラリーマン投資家の長期株式投資さんは「日本株は米国株より課税率が低い。ブームに煽られて安易に米国株に手を出すのはやめたほうがいい」という――。
引用元:プレジデントオンライン
皆様におかれましてはこの記事の見出しを読まれてどう思ったでしょうか?
管理人としては、この見出しからは日本株を勧めたいという気持ちより単純にインフルエンサーの売名と自著の宣伝をしているだけという印象を受けました(笑)
ちなみに上記記事の中身では以下のように日本株をお勧めしています。
1.日本株の方が税制上有利となっている。
2.日本株の方が企業価値の観点から相対的に安く買える。
3.日本株の中にも、世界屈指の国際優良企業は存在し、選択肢は豊富にある。
4.グローバルに事業を展開している日本の国際優良企業へ投資することは、国際分散投資と同義であるという認識を持っている。
5.株主優待制度は個人投資家にとって圧倒的に有利な条件で投資できるため、これを活用しない手はないという認識を持っている。
などとまあ、それっぽく書いてはありますが…
管理人としてちゃんと同意できるのは2くらいでしょうか。
目次
インフルエンサー記事内容の感想
「2.日本株の方が企業価値の観点から相対的に安く買える。」
これは「ある程度」正しいと思います。
不当に高い米国株よりは日本株は間違いなく安いです。
ですが一方で単純に日本株の魅力が低すぎて安いということも忘れない方がよいと思います。日本株は害悪財務官僚や経済オンチクソバカ首相のせいで投資家からの期待値は大底です。
日本株は今後、定期的に投機的な浮上はあっても持続的で力強い上昇は上記の害悪共がタヒに絶えでもしない限り無いと思います。
つまり、単純に無能政府のせいで日本株の価値が低いだけという目線も忘れないほうが良いです。
というわけで順序が入れ違ってしまいましたが、ここからは1から順に感想を述べます。
「1.日本株の方が税制上有利となっている。」
記事内の切り口では米国株では日本と米国で利益に2重課税されるからうんたらとなっております。
これが疑問です。
というのも米国株の2重課税は確定申告時に「外国税額控除」にて取り外すことが可能です。
で、あれば記事の執筆者が言うような二重課税で損するのは確定申告をサボったお馬鹿さんだけということになります。
よって1の内容は少し無理やりな気がします。
ただし記事内でも触れられいる日本株の配当控除が有利であることは正しいと思うので一読しておいて良いと思います。
「3.日本株の中にも、世界屈指の国際優良企業は存在し、選択肢は豊富にある。」
これも間違っていないとは思いますが何とも言えないですね。
こうあるものの記事内では具体的な銘柄や選定方法は書かれていません。
管理人の印象としての日本企業は割安で優秀でも「永遠に思える時間浮上しない」ことも多く、しかも短期のボラティティが激しいことも多く、日本個別株はある種のギャンブルに近いものがあると思います。
この3を立証できるのは腕の良い日本株投資家だけな気がします。
「4.グローバルに事業を展開している日本の国際優良企業へ投資することは、国際分散投資と同義であるという認識を持っている。」
これは米国株でも同じことを言ってる人(主にバ〇ェット太〇さん)がいるので聞き飽きました。
この理論を使えば最早、日本でも米国でも果ては新興国でもどこでも良いという謎理論になってしまう。
なんならロシアのグローバル企業でも良いってことかと。
「5.株主優待制度は個人投資家にとって圧倒的に有利な条件で投資できるため、これを活用しない手はないという認識を持っている。」
どう有利なのかは優待を使う人によるとしか言えないです。
管理人としては株主優待はすぐに改悪されるし(しかも改悪で最悪、暴落)使いたいことに使えるとは限らないので正直、面倒くさいです。だったら金をくれと。
ちなみに管理人はイエローハットの優待は良く使ってますが、基本、タイヤ交換とオイル交換に使うだけなので、いつもギリギリ使い切れず少しづつ余っていきます(笑)
優待なんてその程度だと思っておいたほうが無難かと。
終わりに
ここまで色々書きましたが投資方法や信念は個人の自由なので、この意見はあくまで管理人の見解だと思って聞き流してください。
記事の執筆者様を否定する意図は全くありません(最近レバナスを批判しすぎて、ちょっと反省自粛中です)
とはいえ、
日本株が米国株より優れている理由!
的なタイトルでの記事であったため期待して読みましたが結局は一般的に言われる内容の羅列と本人と著作の宣伝であり正直、目新しい内容はありませんでした。
日本株が米国株に勝る理由も具体性に欠けていますし。
何をどういう方針で買ったら米国株に勝るのか全く分からないという。
しかも高配当FIREという安っぽいエサを売りに初心者を呼び込む古典的なスタイル。
まあ、インフルエンサーらしい記事って感じですね。
とはいえ米国株より日本株で勝負!ってスタイルはかなり漢らしく、管理人は正直好きです。ちょっと本を読んでみようかな?とも思いました(読みませんが)
そんな感じです。
とまあ、人の意見に偉そうに口出しするだけだと後味が悪いので最後に管理人の考えている日本株の優位性を述べたいと思います。
それは、
- 割安性(記事内容と同意部分)
- 為替リスク低減
- 総悲観という逆張り性
こんな感じです。
管理人も日本株は面白味あると思いますよ。
以前から言ってますが、投資は誰も注目していないうちから買った人だけが儲かる世界でもあります(そうでもない場合も多いですが)
不人気な物を安値で拾えば損せずにそこそこ当たる「宝くじ」が手に入る、管理人の思う日本株ってそんな印象です。
最悪当たらなくても割安な銘柄なら配当なども手伝い、大損はしないし大きく当たる可能性も秘めているっていう感じでしょうか?(近年の海運株や商社株なんかその代表)
例えば最近暴騰した「純金」もそういう拾い物の逆張り宝くじ的な気持ちで管理人は2年間買い続けていました。
そういう意味で日本株にはロマンはあると思います。
その上、日本人は日本株を日本円で買えるわけで為替リスクを低減(あくまで低減)することができます。
米国株だけだとドル円が大きく円高に偏った時に逃げ道がありませんから大損しますよ(逆もしかりですが)
そんなこんなで管理人は日本株に投資価値が全くないとは思ってません。
ちなみに日本の個別株は浮き沈みが激しく難しいので個人的には100円から買うのが上手く行きやすいと思ってます。
以上です。
また次の記事で会いましょう。