どうも、高卒投資家ぽんた(@kousotsuponta)です。
今日の会社での出来事です。
僕の職場では現在企業型確定拠出年金(DC)の運用結果の送付が始まっています。そして結果を読んだオッサン(僕もオッサンですが)が、昼礼で意味不明なことを言いだしてマジで殴ってやろうかと思いました。
ちなみにこんなことを宣っていました。
- 〇〇さん(同僚)は全額外国株式でやってて…ギャンブラーですよね(笑)
- 僕には資産運用とか怖くてできないから全額預金です!(ドヤぁ…)
- つみたてNISAとかも会社の講座で勧められたけど、うさんくさいです(笑)
- そもそも株だから倒産したパーですよね(笑)
- 運用会社が破綻してもパーですよね?やっぱり僕には無理です(笑)
はあ?何言ってんだコイツ(激怒)
突っ込むのも面倒くさいレベルの無知っぷりに呆れました。よく公共の場で調べもせずにこんなバカ丸出しのデマをベラベラ喋れるな、と
よく知りもしないくせに口臭とともにデマを外に吐き出すのはご遠慮いただきたい。
こういう人が人前で調べもせずに大声で喋るから投資っていつまでも日本に浸透しないんでしょうね。
というわけで、このオッサンの発言のどこが間違っているのか説明します。
インデクックス投資はギャンブルじゃない
オッサンはDCやつみたてNISAを胡散臭いとほざきましたが、そもそも彼はインデックス投資を何かすら分かってません。インデックス投資を少しでも理解してたら口が裂けても胡散臭いなんて言葉は出ませんし、そもそも株だから倒産したらパーとか頭がパーなことを言ってる時点で確実に1mmも理解できていません。
会社の講座にも参加したって言ってたんで、全く理解できなかったか聞いてなかったかのどちらかでしょうが流石に呆れます。
ちなみにインデックス投資とは、本当に簡単に言ってしまえば
- 複数の国や、その企業の株式に一度に投資できるため、非常に分散が効いており
- その中の一つの企業が倒産したところで影響は無く(軽微)、比較的安全であり
- 特に米国を始めとした先進国の株式は長い歴史の中で成長を続けており、その成長が止まったことは一度もない
- ただし市場の影響はきっちりと受けて暴落もするので無理なく運用することが大事。
こういった事実に対し投資する物であり、中途半端な所で降りさえしなければ、かなり勝算の高い投資でもあり、ギャンブルではありませんし、胡散臭いなんてことは、ありません。
投資と投機の区別もつかないくせに人前で語るのは良くないです。
投資批判発言をすると多くの人は賛同してくれると思いますが、投資やってる側から見たら自分は馬〇ですって自己紹介しているようにしか見えません。
DCを全額預金の愚かさ
これはちょっと前の記事と重複するんで、そちらをお読みください。
ざっと中身に触れると、DCを長期間預金で放置するのと外国株式インデックス100%で運用するのでは将来3倍近い差が開くって内容です。
ちなみに引き合いに出された外国株式100%で運用している同僚と、このオッサンの運用額はマジで3倍の差が開いていたそうです。
恐らくこの同僚はマッチング拠出制度を利用して自腹で追加投資していると思いますが、その追加投資分を考慮しても、最低でも預金のみオッサンの1.5倍になっていることが分かります。それもコロナショックの直後の運用結果なので恐らく以前は1.5倍以上だったことが想像できます。
それも彼らはまだ年齢的にあと20年は勤続するので、その長期間のマッチング拠出+株式の複利効果で退職時には4~5倍以上の差がついているでしょう。
一言、一言だけ言わせてください。
預金100%とかマジ草生える。
運用会社が破綻してもパーにはならない
このオッサンは調べもせずに運用会社が潰れたらパーになるとか抜かしましたが、パーにはならないと断言します。
以下は経済評論家の山崎元さんの著書『確定拠出年金の教科書』からの引用です。
先ず、投資信託は、販売会社、運用(委託)会社、受託会社と幾つもの会社が関わって運用されているが、そのどの部分を担う会社が破綻した場合でも、加入者の年金資産は分別管理されているため、法制上は全額が保全される。
出典:引用・参考文献 山崎元 「確定拠出年金の教科書」 日本実業出版社
この通りです。これ以上言うことはありませんし必要もないですね。
最近の検察庁なんたら騒動にも見られたことですが、なぜ調べもせずに喋ってしまうのか?高卒の僕だって調べることくらいできますし、理解できないことには触れない選択だってできます。
繊細な内容に触れる場合は「どうせ皆、知らないだろう」では済まされないのです。
まとめ
DCやつみたてNISAが怪しい物では無い理由をまとめます。
- インデックス投資さえ選べばギャンブルではない
- 投資銘柄の一社が潰れた程度では影響は殆ど受けない
- 外国株式インデックスで運用すれば、利益は預金の比ではない
- 仮に運用会社が倒産しても、投資資産は全額保全される
以上です。
一つ注意点として、いくらDCやつみたてNISAが比較的安全と言っても投資先は株式です。
例えインデックス投資を選んだとしても
- 暴落は絶対来る、そしてその影響はしっかり受ける
- 投資国の成長が暫く停滞することだってある
そういったリスクは理解した上で無理のない範囲で投資すれば、勝てる確率は非常に高いと思います。(保証はできません、自己責任で)
そういったところで、本日の記事を終わります。
また次の記事で会いましょう(。・ω・)ノ゙