高卒です。
日経平均が一時1000円を超えて暴落しました。
原因は当然、ロシア・ウクライナ問題からです。
管理人の予測では戦況に動きが少なかったため本日は少し反発するだろうと見込んでいたのですが…、そこにロシアへの原油禁輸措置が発表となったので市場にはネガティブサプライズとなったと思われます。
米欧が制裁強化でロシア産原油禁輸を検討、需給さらにひっ迫する恐れ
(前略)ブリンケン米国務長官は6日、バイデン政権と同盟国がロシア産石油の禁輸について協議していると明らかにした。実施に向けて動けば、既に過熱状態にある石油市場をさらに不安定にする恐れがある。
ウクライナに軍事侵攻したロシアへの制裁強化のため、同国の主要産業であるエネルギーの輸出を標的にする策を講じるよう米国に求める圧力が強まっている。トレーダーや海運業者、保険業者、銀行はロシア産原油の取り扱いや購入資金の調達に関わることに一層慎重になっているが、禁輸に踏み切れば先週記録的な上げを演じた原油相場をさらに押し上げかねない。
引用元:Bloomberg
事実、原油先物と出光や富士石油などの石油関連銘柄は暴騰に近い値上がりを見せております。
米国先物も下げております。
ナスダック先物も更に下を目指していますね。
このパニック的な売りについてどうするか?何をすれば良いのか?
管理人はこう動くつもりです。
まずは慌てず様子見
慌てない。
恐らく、これに尽きます。
今の市場はボラティリティが非常に高くなっており、咄嗟に大金を動かすことは危険です。
- 買い足すにしても少しづつ
- 損切するにしても少しづつ
です。
急落した銘柄を売るか?買うか?を咄嗟に判断しないほうが良いでしょう。
まずは深呼吸。落ち着いて。
事項よりどう動くべきかを解説します。
損切も視野に入れること。
とはいえ損切も視野に入れておきましょう。
これはロシアや原油、戦争影響に損する方向で関連している個別株、またはテーマETFなんかを持ってしまっている人限定の話です。
そして、先にも言った通りすぐには売らないことです。
例えば管理人は直近の下落でJTをロシア影響株と判断、慌てて200株売りましたが、その日の昼過ぎには配当狙いの買いで反発、70円ほど上がってしまい早すぎた損切判断に大きな後悔を見ました。
また、ここは200株ではなく様子見に100株だけ売るべきでした。(結果を見れば本日、更に下に行ったので判断はそこまで間違っていませんでしたが)
今日の株価の下げは、流石に衝動的な力を感じます。
この流れに乗って慌てて損切しても碌な結果にはならないでしょう。
売るなら少し落ち着いた後に少しづつ売りましょう。
損失を恐れながらも、恐れ過ぎないように、慎重に行きましょう。
また、新興国株式含めた指数インデックス、これは売ってはダメです。ホールドしてください。というか少しなら買ってもよいです。
急騰銘柄には飛びつかない。
先にも解説した通り原油ETFや石油銘柄は高騰しています。
が、これらはあまりにも急ににボラティティが高まったので長い目で見ると今から入ってもあまり得しないと思います。
原油は既に爆弾トスゲームの領域であり高すぎます。
過去の記事でも説明しましたが、こういった銘柄は不人気な内から分散して持っていた人の特権なんです。
管理人も純金や割安株を世間がバカにしていた内から持っていましたが、お陰で今の株価下落分を取り戻してくれており総合では全く損していません。
もし急いで飛び込むにしてもロシアリスクが顕在化した時点ですぐ入るべきであり、それは長い投資経験がなければできない判断です。管理人には、その判断は無理でしたので経験として蓄えて今回は大人しく参入を見送ります。
持たざる者は今あるカードで勝負しましょう。負け銘柄しかないなら降りる銘柄は降りて、降りたくない銘柄は買い増すべきです。マイナスにばかり気を取られないように。
ピンチはチャンス、少しづつ買えるETFが有効。
とはいえ下落局面はチャンスです。せっかくなので瞬間的に安くなった銘柄を買い増すべきでしょう。
ただし本当に少しずつです。
管理人の直感としては以下のような物にはチャンスを感じます。
- 日本の高配当ETF(1478)
- 日本のマザーズETF(2516)
これらは他国に比べても安くなってきました。
米国の高配当ETFが絶好調なのに対し日本の高配当ETFは売られています。しかし、そこにこそチャンスがあると管理人は考えます。
ロシア・ウクライナ戦争問題が何かしらの解決を見せた時、現在の高騰資産は純金含め間違いなく急落します。
次に浮かんでくるのは「利上げ」の問題です。
この時、高配当株は買い戻されます。
買い戻しの余地があるのは殆ど下げてない米国の高配当株ではなく、下げている日本の高配当株でしょう。
またマザーズETF、これもナスダックに比べたら既に地の底の価格であり、下げ余地があまりありません。そのためこちらも下げるたびに買い場だと思って管理人は買い増ししています。
ただし、先ほども説明した通り、買うのは少しづつです。
個別株式であれば、日本株は100株単位で買わないといけませんが、ETFであれば1~10株単位で買えます。
これらのETFが下げるたびにちょっとづつ買えば、後々美味しい買い物になる可能性が高い「かもしれません」。
余談:他に買うとすれば…?(ただの妄想)
個人的には米国債券なども少し魅力が上がってきた気がします。
元々、利上げ観測を織り込んで早くから米国債券はジリジリ売られていました。
今は、戦争危機により安全資産としての力を発揮し軽く反発、踏ん張りはじめました(利上げ予測が後退したせいもありますが)
今後、戦争がどうなるか分からないという意味では安全資産である債券にも旨味が多少出てきたと思います。
何より他の資産より不人気なところがいいですね。
さらに、世界に迫るインフレの波が戦争影響によってより強固な物へと変わりました。
そういう意味では米国ETFであるVTIPのような物価連動債を少しづつ保有し始めると実るかもしれません。管理人は先日より購入し始めました。
また、この債券に関する項目は管理人の浅い浅い予測でしかないので間違いがあるかもしれないのでご注意下さい。要するに自信はないということです。
以上です。
また、次の記事でお会いしましょう。