どうも、高卒です。
水曜雑談記事です。今回は真夏にうってつけの怖い(?)話です。
管理人ですが今年の四月の頭に事故って愛車を廃車にしました。
その直前に少し怖いというか悲しい雰囲気の場所に偶然迷いこむという体験をしていました。
※先に言っておくと幽霊や怪奇現象の類は出ません、管理人はリアリストなので作り話は一切しないのでご承知おきください。
さて、ここから本題です。
その日は会社が休みでして管理人は早朝から趣味の一環であるロードバイクに乗って自宅からそう遠くない高速道路脇の旧道を走っていました。
※本記事の画像は全てイメージです。でも雰囲気はほぼ一緒。
旧道は中々に荒れていましてコンクリは割れ、草は生え、動物のフンは落ちているというような状況でした。(正直、今考えると熊が出そうなのが一番怖いですね)
初めて走る道なので管理人は完全にテンション上がりっぱなしでした。
しばらく荒れた旧道を走っていると突如、道の雰囲気が変わりました。
辺りが少し拓けた雰囲気になりました。
そこで一息ついて水を一口含み、ふと周りを見渡すと少し奥に古びた鳥居があることに気が付きました。
管理人、こういった未開拓の道などで急に現れる神社などの雰囲気が大好きなので喜んでロードバイクをそこらに放置し奥に見える鳥居へと歩みを進めました。
鳥居の周辺には池がありましたが完全に枯れており、お供え物らしき物もあるが相当古びていることから実質放置状態の廃山神社なんだろうと容易に推測できました。
社はなく鳥居と枯れた池と謎の大きい岩があるだけです。昔はあったのでしょうか?
また、周囲には木製の古看板があり神社の由来が書いてあるようなので興味本位で読んだところやたらと目に留まってしまう文章が嫌でも目に入りました。(特定も困るんで全文は敢えて載せません)
「恨みの山」
「祟り神」
引く血の気。
下がる体温。
…
これは割とマジにビビりました。
正直、少しだけ来るんじゃなかったなと後悔しました。
夜だったら少しちびったかもしれません。
無知で恥ずかしいのですが管理人、祟り神とか恨み(とか呪い)なんちゃらとか漫画や映画にしか存在しない物だと思ってました。
そしてどうやら、ここは恨み山とやらの祟り神を鎮める目的で建立された神社らしい。
この手の祟り神を抑える目的の神社が放置状態…。
管理人は怪談知識ほとんどないのですが、これは流石にちょっと条件揃っていると感じてしまいました。
ここで引き返せば良かったのですが、ふと神社脇を見ると古びた登山道入り口のような階段が目に入る。
…
これは行くべきか?
ちょっと不気味だけど気になるし…せっかくなので行ってみよう。
階段はほとんど手入れされておらずボロボロ、しかも途中から階段は途切れ結局ほぼ獣道に。
獣道の途中にはなぜか放置され、錆び散らかしたヤカンなどが置かれていた。
ヤカン?霊園とか寺の墓地とかには必ずあるよな?と少し嫌なことを考えた瞬間、周囲は一気に開けた場所へ変わった。
その空間には
- 無数の小さいお地蔵さま
- 中でもひと際大きい謎のお坊さん像
- 神様っぽい女性と子供の像
が並んでいました。
お地蔵さまは空間を取り囲むように夥しい数が存在しており、大半は激しく朽ちており3割程度はクビがもげていました。
他の像は比較的状態は良さそうだったが人が最近来ていた様子はなくお供え物を入れるような陶器には土が詰まり草とコケが生えたいた。
珍しい光景に思わず持っていたスマホで周囲の写真を何枚か取り、せっかくなので持っていた水で陶器を清掃して水も供え、手を合わせました。
この時、管理人はこの空間の意味に全く気が付いておらず、後日気が付き少しゾッとすることとなります。撮影した写真にも少しおかしな事態が起こっています。
この空間の後ろには、さらに道があり明らかな山道となっていましたが看板などの表記は一切なくどこに続いているのかも不明でした。当然ネットの地図などでも分かりません(高速が近いので電波はある)
山道自体は時折整備されているのか比較的綺麗であったため少し登ってみましたが
- 尋常でなく澄んだ空気
- 動物の鳴き声すらしない異様な静けさ
そんな少し神聖さすらも感じる山の空気に少し怖くなってきたのと、自分自身の装備がほぼ手ぶらかつ自転車も道に放置しっぱなしだったことも不安になってきたため、登山途中で逃げるように引き返すことにしました。
その日は何事もなかったのですが、その場所が妙に気になったまま一日を過ごしました。
で、その翌朝…
例の事故で愛車が大破しました。
後日談
交差点にて相手の不注意によって突っ込まれる、といった残念な事故でした。
幸い管理人も相手にもケガはなく互いに車がオシャカになっただけ済みました(可愛がっていた愛車なので未だに思い出すと辛いです。)
もしかしたら、ちゃんと手を合わせて、ただの水ですがお供えもしたことで事故から何かしらが守ってくれたのかもしれません。
事故後に、ふとそんなことを思い撮影した写真を見ようとしたところ…
何故かその時の写真がスマホに一切残っていませんでした。
どういうことでしょうか?消した覚えはありません。怖くなって無意識に消してしまったのでしょうか?
そこで記憶を頼りにそこにあった女性と子供の像に書かれていた文章(名前?)についてネットで調べてみました。
その結果、それは「鬼子母神」とのことでした。
鬼子母神、そして周囲に無数に配置された小さいお地蔵様
ここで理解しました。
ああ、あそこはかつて水子供養の場所だったんだ、と
そう理解した時に荒れ果てて誰も参拝しなくなっている現状を思い出し、少しゾッとすると共に何とも言えない気持ちになりました。
また近くを走る機会があれば、今度はもう少しちゃんとしたお供え物を供えようと思いました。
しかし、まあよく考えると祟り神の神社?と水子供養のお寺?が同一箇所に打ち捨てられているのは、さすがにちょっと詰め込み過ぎな感じですね。
それともよくある組み合わせなんでしょうか?
管理人は神仏の知識に乏しいため分りませんし今後も知ることはないでしょう。
そんなところです。
それでは、また次の記事で会いましょう。