始めにネタバレすると本記事は極意でもなんでもないです。ただ分散の大切さを語るだけの記事ですので、そういう裏技的な内容を期待する人はここで戻って貰ったほうが良いかもです。
高卒です。
ロシア・ウクライナ戦争、終わらないコロナ、インフレ加速、中国不動産バブル崩壊、岸田とかいう経済オンチバカ首相の爆誕。
と、世界に様々な不況の足音が聞こえ始めました。
最近、ツイッターの影響(笑)で投資を始めてハイテク株にしか投資していなかった人は理想と現実の違いに内心ガッカリしているかもしれませんね。まあ、どう考えても参入が遅すぎだってのは内緒ですけどね。
でも、まだまだです。
地獄はまだまだ続きそうだと思っておいたほうが良いです。
ついに姿を現しつつあるスタグフレーション
以下のような予測も出始めました。
アングル:70年型スタグフレーションの足音、金融街は戦略見直し
(前略)米ウォール街のムードは1970年代に戻ったかのようだが、スタグフレーションだけはまだ顕在化していない。しかし投資家の一部は、近い将来のスタグフレーション再来に備えたポートフォリオを構築し始めている。 スタグフレーションは、インフレ率の上昇と景気減速が同時進行する現象だ。
引用元:yahooニュース_ロイター
上記記事によれば世界では「スタグフレーション」の兆候が見え始め、様々な資産がリスクに晒されているようです。
特にこれまでイケイケだったハイテク株に資産を振りすぎていた機関投資家は大慌てでポートフォリオの再構築をしているそう。
また、そんな脅威のスタグフレーションに対し多少でも強そうな資産は、
- 米国の高配当株や高利回り債
- コモディティ
だそうです。
言われてみれば管理人の資産もこれらの資産がそれなりに多く配分されており、昨今の株価の下げを食らっても、それらが上昇するため、全体としては殆ど影響を受けていません。
上記記事の著者は米国高配当株を推していますが、管理人は日本の割安高配当株も悪くないと思っています。
理由は管理人の日本個別株100円投資は割安高配当株が中心ですが、そちらも殆どノーダメージどころか大きくプラスだからです。
話が逸れましたので本題に戻ります。
では今からハイテク株を急いで売り、高配当株やゴールドに買い換えるのか?
はっきり言ってそれはお勧めできません。
今から乗り換えたって手遅れ
これからは高配当株、コモディティが旬なのは分かります。経済状況を考えれば必然でしょう。
が、これまで低金利、高成長に踊らされてハイテクばっかり買ってきたイナゴがこちらの資産(高配当資産やコモディティ)に慌てて乗り換えて儲かるかっていうと、それは疑問でしかありません。
例えばですが管理人は純金が投資的な意味でも宝飾品的な意味でも大好きです。放置ツイッターアカウントの自己紹介も「株より純金なゴールド投資家」となっているくらいです(笑)
初めてのゴールド投資として買った金鉱株は2年以上前からずっと保有しています。
その金鉱株のシバンエ・スティルウォーターに関してはトリプルバガー(3倍株)と化して、その配当利回りは脅威の24%です(現状が8%なので実質24%)
金現物は去年の始めより利益の少ない株を取り崩して購入開始しましたが、直近の戦争騒動にて今では含み益20%まで急騰しました。
利回りとしては大したことないですが、周りの資産が下落する中の上昇であり管理人の純金投資額も大きいため決してバカになりません。
また、管理人は高配当株はあまり好きではないのですが、投資初心者のころに高配当グッドラックさんのピンク本の影響で買い漁った高配当株(アルトリア、ベライゾン、SPYD、HDVなど)を含み損の未練から売れずに塩漬けしていたところ、今ではかなりのプラス成績に返り咲いており、しかも高配当を貰えるという天国のような状態となっております。
ここまでの管理人の経験から言えることは、危機に対応できる資産が欲しいなら大して儲からないことを我慢してでも世間が注目する以前から淡々と保有しておくということですね。
ですが、それは大変難しいことです。
管理人だってゴールド高騰は予想通りでしたが、高配当株に関しては率先して買ったのではなく売らなかっただけの話です(ちょくちょく買い増しはしてましたが)
それに見切りをつけて売ってしまった高配当株も一杯あります。(証拠として管理人は一時期高配当株をブログでディスってました///恥)
結局は幅広く分散しておけばよいというオチ
では、こういった時代の変わり目に有効な資産を他人よりも先行して手に入れるにはどうしたら良いのか?
それは結局、普段から分散して買っておくということに尽きるのでしょうね。
それだけかいっ!て感じですが、残念ながら本当にそれだけです。
だってまさか本当にプーチンロシアがウクライナに攻め込むと予想できましたか?
高配当株がハイテク株を差し置いて値上がると予想できましたか?
例えばですが現在の高配当株がこんなに強くなることを予想できた人は、ほぼいなかったです。
なんなら高配当株を推していたインフルエンサーすら、儲からない高配当株に苛立ちと焦りを隠せず結局、そのほとんどを成長株に買い換えたりしていたので今頃は後悔しているでしょう(実在する高学歴経理ブロガーさんがやってしまったことです)
そんな状況でバカがツイッター(笑)なんかで情報を集めていれば、イキってハイテクやレバレッジ一極になってしまい結局、利益を全て吐き出していたでしょう。
で、今の流れにありつけた人の大半は結局、幅広く資産分散していた人だけです。
例えばハイテクも買う、割安高配当株も買う、債券も買う、コモディティも買うっていうような超ハイブリッド型のオールウェザーポートフォリオを組んでた人は今どうなっているでしょうか?
- ハイテクは大幅下げも、長年の上げで大きくプラス
- 割安高配当株は大きくプラス
- 債券はトントンくらい?
- コモディティは大きくプラス
といった状態であり、危機の中でも結果大きく儲かっています。
現状では債券のみ奮いませんがそれでも、精々トントンくらいであり、長年貰ってきた分配金もあるので痛くもかゆくもないでしょう。
それに債券は、この戦争危機には値下がらずにむしろ値上がって踏ん張っているのでやはり危機への強さを発揮しています。
このように世界が危機となり、始めて資産分散の強さが見えてきましたね。
余談:やはりレイ・ダリオは天才
余談ですが、やはりレイ・ダリオは天才ですね。
以前の記事で紹介しましたが、レイ・ダリオはとある書籍にて初心者は多くの資産に分散して投資するべきと語っていました。
管理人はこの話に感銘を受けて以来ずっと資産分散してきましたが今回の件で資産分散の強さを明確に体感でき、やはりレイ・ダリオは他の馬の骨とは言うことが違うな、と強く実感できました。
本当にどうでも良い余談ですね(笑)
でも、上記リンクで紹介している本、お勧めなので是非読んで見て下さい。特にレイ・ダリオがかっこよすぎますので(笑)
まあ、こういった本は有事で市場が崩れる前に読むべきなんですけどね!!
以上です。
また、次の記事でお会いしましょう。