どうも、高卒です。
みなさん個別株は買っていますか?
管理人は元々個別株を好んで買っていましたが年々保有銘柄数が減ってきました。
その投資資金は株式ETF、金現物、国債、バークシャーなどの優良個別株へと徐々に移動しています。
管理人が個別株保有率を年々減らしている理由ですが言うまでもなく管理人が超ビビリで乱高下状態では個別株をホールドしてらんないからです。あと投資初期に買った高配当個別株が全く儲からなかったからです。
さて皆さん、なぜ人は個別株をホールドし続けられないと思いますか?
管理人がただビビリだから?当然、それも正解ですね(笑)
ですが一番の理由は、
買った企業を心から信用してないからいざって時にホールドできない
これが一番の原因です。
例えば高配当投資家は、よくこういった発言をします。
「信用できる高配当企業をホールドして寝るだけ。」
なるほど、なるほど。
では、その信用できる高配当企業とやらが減配、いや無配になったらどうします?
当然ホールドしますよね?だって強く信用しているんですものね。
え?損切する?なんで?だって強く信用しているんですよね?だったら減配しても買い増しでしょう??
その企業を信用しているのに配当無くなったら売るんですか?それって企業じゃなくて配当を信用してるってことですよね?
…突如、まくし立てて失礼しました。
さて、ここを多くの人が勘違いしていますが高配当目的で株を買うということは企業ではなく配当を信用して株を買っているのと同義です。間違いありません。
つまり配当が無くなれば金の切れ目が縁の切れ目。
高配当投資で待ってる結末の多くは損切です。想像以上に配当のみを目当てに買った株のホールドは難しいのが現実です。
いいですか皆さん。
個別株を買うなら自分が絶対信頼できると思える会社のみを買いましょう。
売り上げとか営業利益とかPERとかPBRとか配当利回りとか…それも確かに大事ですが、それよりも大事なことがあります。
その大事な条件を満たす企業は正直、多くは存在しないと思います。自分も殆ど思いつきません。だからこそ個別株は難しく投資先が殆ど存在しないと言えるのです。
今日は、そんな話をして行こうかと思います。
とはいえ管理人もそこまで個別株に対する洞察力があるわけではないので気軽に読んで下さい。
どんな個別株なら買っていいのか?
それは、その会社が
- どれだけ貴方や世界に対して有用な商品やサービスを作っているか?
- 企業TOPのステークホルダーへの態度、姿勢に共感できるか?
- 企業姿勢が顧客を大事にしているか、過去に顧客を裏切ったりしていないか?
あたりが非常に大切になってくると思います。
ここらの課題に対して企業理念や会社トップの人間の強い意志をヒシヒシと感じ取れる、そんな企業にしか投資する価値はありません。
当然、高く安定した利益を上げていることも大事です。
利益が無ければ倒産してしまうので(笑)
が、前提として投資先の企業理念、株主、顧客への態度に心から賛同できないと、その個別株の永久ホールドは相当厳しいです。
例えば最近話題の某なんとか電機のように(特定できる記事等のリンクは貼りません)
- 新入社員のパワハラ自〇を起こしながら改善する気がない
- ブラック残業を度々指摘されている
- 検査システムを改ざんしてまで品質検査を省略
- 検査を省略しながら顧客への回答は「品質に問題はない」
- 数々の不正検査が事前に分かっていながら株主総会でダンマリ
- 社長は責任を取って辞任したが、傍から見たら責任逃れでしかない。
こんな会社では、いくら高配当を出していようがホールドを続けるのは無理でしょう。
なぜなら投資先が全く信用できないからです。
僕が見るだけで、これだけ投資する価値のない理由が思い浮かびます。
- 若い社員を守る気が無い = ジジイばかりがのさばる成長しない企業
- 腐れジジイ共を正す気が無い = 不正やパワハラが今後も次々出てくる
- 残業時間を減らす気ない = 利益を出すという強い意志がない
- ばれなきゃ顧客を裏切っていいと思っている = 今後も不正を繰り返す
- 顧客、株主にまともな説明すらできない = 信用を得るという意志が全くない
- 社長は碌に説明もせず辞任 = トップの意志を何も感じない、ただの会社の顔
例に挙げたのはヒドイ例ですが、これは日米問わず多く企業に当てはまります。
例えば投資の大正解と言われるような一握り(笑)の米国の有名企業においてもやトップの報酬が企業の実態に見合わないほど高かったりトップの異常なほどの思想の偏りや一部の国や人種の過剰な優遇や過剰な軽視などの態度が見える企業は心からは信用できません。(これも調べれば多々ありますよね?)
このため管理人は世界の殆どの企業には大金を投資する価値はないと考えています。
具体的には、どの企業なら買っていい?
具体的にと言うと…その回答は非常に難しいですよね。
やはり先の項目でも述べた通りで自分がどれだけその企業やそのトップの理念に賛同できるか?で探すしかありません。
個人的には、やはりトップや創業者に圧倒的なカリスマや理念があり、その考えが引き継がれており、それを積極的に顧客や株主に向けて発信できているような企業でしょうか。
そして、しょうもない不正等がなく、若手の育成にも力を入れている企業です。
ちなみに
- (特定の)人種差別に反対です。
- LGBTQに賛同します。
- BLMに賛同します。
- ポリコレに賛同します。
こういうしょうもないメッセージばかり配信している企業は、はっきり言って投資価値は全くないと思います。正直、株主としてはこんな思想はク〇以下の価値もありません。
なぜなら、この手の主張は顧客と株主の一部を優遇し一部を切り離すと宣言しているのと同じだからです。顧客や株主の一部を冷遇する企業には投資価値はありません。
さて、前書きが伸びましたが個人的には以下のような企業には投資してもいいと思っています。
具体的に管理人が思いつくのは、
- バークシャー・ハサウェイ
- トヨタ
の2社です。
※8/8追記:トヨタは近年、社長のワンマン、関連会社のパワハラ、ディーラーの不正車検等が指摘されているようです。調査不足でした。
申し訳ありません、まじでこのくらいしか思いつきません。(勉強不足です)
この両企業は、いずれもトップが顧客や株主にしっかりと納得してもらった上で事業を進めよう、という意志が強く感じ取れます。
バークシャーは株主へとにかく配慮して説明し質問にも真摯に答えます。そして経営陣が無駄に多額の報酬を受け取ることにもとにかく反対しています。多額のお金を使う際にも株主の同意を得ます。とにかく事業活動を株主に納得してもらい、その見返りとして永久に株を保有してもらうという姿勢です。
トヨタもマスコミは信用できないとして独自のメディアを持って正直な情報を発信しています。他の企業なら面倒がって首を突っ込みたがらないセンシティブな内容(直近ならオリンピックCM打ち切り)にも物怖じせず真っ先に行動を起こします。若手の育成も専用の学校を作るなど大判振る舞いです。若手が企業の将来を支えることを理解しています。
どちらのトップも何かあると世界に先駆けて情報を発信します。顧客や株主に正直に率直に情報を出します。
そして大体において、それらは英断であることが多いです。
さらにどちらのトップも「超大の企業トップにしては報酬が安い」という共通点があります。(バフェットの場合は年間10万ドルとトヨタの比較にならないほど安いですが…)
※後日追記:一つ注意点としてトヨタは景気に敏感であり、暴落時はかなり安くなるため、あまり高値で買うことはお勧めできないかもしれません。
また、トップの意志が強い、報酬が安い、という意味ではソフトバンクなんかもありなのかもしれせんが僕はソフトバンクの理念はよく知らないので一応、本記事では、お勧めはしません。
まとめ
記事の内容を簡単にまとめます。
- 個別株を永久にホールドするのは容易ではない
- 利益や配当だけで個別株を決めてはいけない(大事ではある)
- まず見るべきは企業(または企業トップ)の理念
- 投資先の製品やサービス、品質は一流か?
- 投資先は顧客や株主を第一に考えているか?
- 投資先のトップは無駄に高い報酬を受け取っていないか?
- 投資先のトップは強い意志を持って情報を発信しているか?
- 管理人的にはバークシャー、トヨタの二社(しか思いつかない)
以上です。
ちなみに管理人は日興フロッギーによる100円投資をしていますが、そちらはそこまで深く考えずに個別株を買っています。
その理由は100円から株を買えるので投資先を分散しまくってETFと同じような状態を作り出しているからです。
通常の個別株は本記事で説明したとおり相当に厳選したモノしか買いません。
なぜなら投資先が信用できず、結果、損切してしまうからです。
個別株をやってみれば分かります。
適当に意志もなく買った個別株は必ずいつか損切します。
そんなところです。
それでは、また次の記事で会いましょう。
今回の参考記事①:バフェットは40年間ずっと年俸10万ドル…
今回の参考記事②:トヨタ「豊田章男社長」の役員報酬は4億4200万円