高卒です。
先日記事にした天井に届かなかったNASDAQさんが爆下げです。
NASDAQが突如暴落
最上のチャートはNASDAQ指数です。
その下の基準価格はみんな大好きレバナスです。
普段ならNASDAQ下落ざまあ!で笑いどころだ!なんて言うところですが今回はちょっと笑えません。
その理由は、この下落の原因が米国が利上げに加えて資産圧縮まで行うことを表明したことだからです。
利上げだけでも株式には不利なのに、それに加えFRBは保有資産(米国債)を手放そうとしていることを公表しました。
これが今回示唆された資産圧縮です。市場はそこまでは予測していなかったため激しく動揺したというわけです。
なぜ激しく市場が動揺したのか?それは今回のFRBの発表は「管制で株式バブル崩壊させます」と宣言したのに近いからです。
今の株式市場は市場にジャブジャブにばら撒かれたお金で騰がっている金融緩和相場です。
それは間違いありません。
しかし、このバラ撒きが過剰すぎでした。米国はバラ撒きすぎたお金でついにインフレが止まらなくなりました。
このインフレを止めるには利上げだけでは足りません、そのためにFRBは資産圧縮まで必要だと考えるに至ってしまったようです。
つまり、米国は通貨価値が薄まりすぎて、このままハイパーインフレを起こしていまう前に管制の元でゆるやかに株式バブルを崩壊させることを選んだのかもしれません。
利下げと資産圧縮の影響は?
これらを行うとどうなるか?
その答えは2018年の世界同時株安にあります。
過去のレバナス批判記事でも書きましたが米国は2018年に管制の元、株式バブルを崩壊させようとした結果、世界株式は米ハイテクを筆頭に同時に暴落、これに驚いたFRBは(トランプ元大統領の圧力もあって)緊縮を断念せざるを得なかったという経歴があります。
FRBはインフレ抑制のための利上げを数回に渡って断行する構えです。ハイテクやナスダックにとって利上げは天敵とされますが、そんなことくらいわかったうえでヘッジには目もくれずレバナスに投機しているんですよね?
そういえば、ここ最近利上げが囁かれるようになってからのナスダック指数はどうも天井超えられなくなってきてますね。下落やヨコヨコが続くとレバレッジは余計旨くないですよ?
ちなみにアメリカは2018年後半に利上げを断行していますが、その頃のナスダックチャートを一度見ておくと興味深いかもしれないですよ。
引用:当ブログの21/12/19のアップ記事
この時は米国はまだビビッて利上げを止めることができました。
今回はどうでしょう。
そうです。
株価が下落してでも利上げと資産圧縮を断行するしかありません。
なぜなら今回は背後にインフレがチラついているからです。今回は強いインフレを退治しないといけないんです。
もう、やるしかありません。
2022年は株価の連続下落もあり得る
その結果としては2022年は利上げや資産圧縮のたびに米ハイテクを筆頭に世界の株価は下落を繰り返す可能性があります。
2021年の連日の高値更新なんてのはただの夢だったのかもしれないと思う日々が来るかもしれませんね。
これは今年はもう米国株には期待できないかもしれません。
中国株も不動産バブルが絶賛崩壊中なのでダメです。
他の国も覇権国(米国)の株価下落に釣られて下落するので恐らく期待できないかもしれません。
少なくとも管理人は現在、株やその他資産を買う気が全く起きず、最も優秀な投資先は「日本円」、つまりただの貯金となりつつあります。
あとこれから安くなると想定される純金を長期を見据えて拾うくらいでしょうね。
純金が下落すると思う理由も近いうちに記事にしようと思います。
それでは本日の記事はこんなところです。
また次の記事でお会いしましょう。