どうも。
2022年ずーっと下がり続けた株価が久しぶりに反発しはじめました。
これに対し世間ではにわかに、
- インフレが収まった!
- 米国株反発の開始だ!
などと湧きたっております。
本当にそうでしょうか?
答えは恐らくノーだと思います。
とはいえ素人である管理人には判断できないので専門家の意見を拝借しようかと思います。
というわけで本日は管理人がまだまだ世界の株価が下がると想定している根拠の一つとなっている専門家たちの意見をご紹介します。
目次
マイケル・バーリ氏のツイートに関する記事
「世紀の空売り」バーリ氏、市場に「愚かさ」が戻ってきたとツイート
2008年の金融危機前に住宅市場の崩壊を見込んだ取引を行ったことで知られる投資家のマイケル・バーリ氏は、市場に「愚かさ」が戻ってきたと警告した。
サイオン・アセット・マネジメントの創業者である同氏は4日、「コロナ禍でなじみの愚かさは、まだ死んでいない」とツイッターに投稿した。
ツイート全文 愚かさが戻ってきた。1929年や1968年、2000年、そして2008年の後、一連の愚かさは強気をバブルに完全に変身させてから、すっかり姿を消した。しかしコロナ禍でなじみとなった愚かさはまだ死んでいなかった。エンロン前、9月11日前、ワールドコム前の2001年のように。 引用元:Bloomberg
「世紀の空売り」バーリ氏、米国の消費中毒は「冬到来」の前兆と指摘
(前略)同氏は「新型コロナウイルス禍でのヘリコプターマネー」が人々に一段の消費を促し、貯蓄が減っていると指摘。これは経済対策の個人向け給付金を指していると思われる。そして「冬が来る」の言葉でツイートを締めくくった。
ツイート全文 インフレに直面する中で消費者は節約ではなく爆買いを選んでおり、ネットの信用残高は歴史的ペースで増えている。過剰貯蓄の問題を覚えているだろうか。それはもうない。新型コロナウイルス禍でのヘリコプターマネーが人々にまた消費するよう教え、中毒を引き起こしている。冬が来る。 引用元:Bloomberg
マイケル・バーリ氏はリーマンショックを事前に予測し世紀の空売りを成功させたことで知られる著名人です。
直近、氏は上記のようなツイートをちょくちょく呟いては消しているそう。
紹介したブルームバーグ記事内では「意味深」「真意は不明」といった感じのニュアンスを強調しているが、管理人にはマイケル・バーリ氏はどうみても…
- まだ全然、バブル崩壊の途中だよ
- 現在のNASDAQの戻し?フェイクさ
と言っているように見えますが…
また、現在はNASDAQ指数が20%近く戻したことで市場は強気相場入りを期待している状況ですが、バーリ氏に言わせれば…
「2000年以降、ナスダックは02年の安値まで78%下げる間に20%の戻りを7回試した」
と言及したそう。
バブル崩壊下での一時反発局面では20%程度の反発はよくある動きだと言いたいのでしょう。
まあ、管理人からしてもNASDAQチャートは未だ強気相場のそれではなくバーリ氏の指摘の通りだと思います。
エミン・ユルマズさんのnote
管理人が参考にしている数少ない専門家の一人にエミン・ユルマズさんがおります。
察しはつくと思いますが、まあこの人もゴリゴリのバブル崩壊派です。
そのエミンさんが最近更新したnote記事を紹介しますね。
米株バブルはどのくらい下落したら崩壊と言えるのか?
(前略)リーマンショック時のS&P500ですが、米株が天井を付けた2007年の夏以降に何度も大きな反発を繰り返しながら下がっていっています。典型的な弱気相場チャートです。下げの途中で「15%、9%、15%、10%」反発をして、リーマンブラザーズの破綻で暴落した後に20%と27%の反発を起こして、底に向かっています。
最終的には高値から6割近く下げて下げ相場は終了しました。バブル崩壊とはそういうことです。
大型指数で高値の半値を割らないと終わりません。半値を割ってからさらに潜ることもありますが、まずは半値です。その観点で考えると米株バブルの崩壊は終わったとはとても言えません。
上記内で言及されているエブリシングバブルとはエミンさんの主張する行き過ぎた金融緩和とばら撒きによるマネーの過剰供給から発生した株式、債券、コモディティの全資産バブルのことです。
現在、このバブルが崩壊しているというのがエミンさんの主張ですね。
で、記事内ではマイケル・バーリ氏と同様の主張、つまり「バブル崩壊相場では20%程度の戻しは普通」という主張をしております。
またバブル崩壊時は大型指数が半値を割って初めて終わるとも主張していますね。
終わりに
管理人が弱気派なのは上記の方々達の意見を参考にしているからということもあります。
あとは単純に実際のチャートですね。
なんだか20%戻した程度で喜んでらっしゃる方々が多く存在するようですが、各国指数のチャートは完全に弱気です。
個人的な指数チャートの印象としては、
- 日本株:ヨコヨコ
- 米国株:弱気
- 欧州株:弱気
- 中国株:クソ弱気(ざまあwww)
こんな感じです。
欧州、アメリカはまだ弱気ですが、正直、管理人にはどう転ぶか分かりません。
中国株は、クソ弱気なのでこのまま不動産バブル崩壊も併発して、生涯貧国落ちしていただけることを個人的に心の底から期待しています。
日本株は実は結構耐えており、世界でもかなりマシな部類です。
実はワンチャンあるのは日本かもしれませんよ?
まあ、バカ岸田一派がいなくなればの話ですがね。
以上です。
ではまた、次の記事で会いましょう。