どうもお疲れ様です。投資家気どりの高卒野郎です。
最近、初心者向けに丁寧にお金や投資の知識を解説してた某学長系YOUTUBERが投資初心者で現教祖のお笑い芸人くずれYOUTUBERとコラボしてお金について熱弁を奮っていたのを見てゲンナリしています。それもたっぷり2時間も。
志持ってるように見える方も結局は情弱ビジネス経営者だったんだなーと、しんみり。
すみません記事内容とは関係なかったです。
えー最近は世界の株価が乱高下していますね。乱高下というか最高値からは徐々に下げています。ダウはまた反発したりと健闘(?)していますが最強指数(笑)のNASDAQは下落がとても顕著です。
さて、普段は原因の分からない乱高下を解説するようなことは無いんですが今回は原因が比較的はっきりしているようなので珍しく
- 市場に何が起こっているのか?
- 考えられるリスクは何か?
について簡単に解説しようかと思います。適当な独断と妄想にならないように引用多めで頑張ります。
市場に何が起こっているのか?
前回の記事でも自信無さげに軽く触れたんですが原因はやはり米長期金利の上昇だと思います。
ちなみに金利が上がると何が問題かというと普段はそこまで問題ではないんです。
ただし、実質金利がマイナスからプラスに転換する場面はちょっとまずい。様々なリスク資産、特に金利を生まない資産が大きく下落する可能性があります。
まずはこちらをご覧くださいな。
引用:FRED 10年国債コンスタントマチュリティレート
見ての通り国債の利回りが急騰しており、歯止めが効かない状態となっております。こうなると金利の低い古い国債の価値が下がるため当然売りの対象にされたりて国債はガンガン値下がります。すると金利はさらに高まり国債はさらに売られます。売り過熱の無限ループに入ります。結果としては金利は最悪20%とかまで暴騰することも。こんな金利は企業も借金のある個人も耐えられるわけなく破産の嵐が…なんてのは冗談ですが、実際過去に世界各国で似たようなことは起こっていることはお忘れなく。
ちなみに先に引用したチャートをちゃんと見た方は「マイナスからプラスって言うけど一度もマイナスにはなってないじゃん」と思われるかもしれません。その通りですね。実際直近の最低は0.5%で最高は1.54%(3/5終値で1.58%!)で限りなくゼロに近い物の一度もマイナスにはなっていません。
が、そうでなくマイナスなのは実質金利の話です。実はこの実質金利が±0付近を往復している状態なのです。これに投資家がビビッております。(管理人もビビってる笑)
では実質金利のチャートを載せます。
引用:FRED 財務省インフレ連動長期利回り平均
はい、今現在丁度±0です。というか数日前には一瞬プラスになりました。
これを見た投資家からリスク資産の急落を恐れた利確の動きの動きが発生している状態です。さらに3/4にはFRBのパウエル議長は長期金利の上昇を懸念しながらも特に対策について触れなかったため投資家の不安心理が膨れ上がっている状態です。
つまり金利急騰に対しFRBはツイストオペを実施して長期金利上昇を抑え込む、と発表することを多くの投資家が期待していましたが今回は見送られた(触れなかった)ため失望した投資家によるリスク資産の売りが発生しました。(※ちなみに翌5日には雇用統計数の改善によりダウは反発しました。こういう慌ただしい相場は損するんで嫌い。)
ここまでが騰落劇の原因と高卒野郎は推測しております。今回の下落はかなり明確で分かりやすいですね。
あと以前から散々言ってますが米国株が死ぬほど高いのも原因です。
考えられるリスクは何か?
さてこの実質金利の反転よるリスクは何があるのでしょうか?
まずは短期では
- 割高ハイテク(グロース)株
- 金ならび貴金属
これらは急速にリスクが高まったことになります。今は不利な状況かもしれません。
事実、今市場で叩き売りされているのはこのハイテクと貴金属の二つです。
実際にチャートを見ましょう。
以下はNASDAQに連動ETFであるQQQのチャートです。
引用:楽天証券
ご覧の通りです。直近のNASDAQには見られなかった弱さです。移動平均は5日が20日と60日を下回った完全な下落トレンドです。そして実質金利の急騰と完全連動しています。
ただしRSIで見れば30で売られ過ぎのため今買えば一時的な反発は拾えると思いますが先は見えない状況に突入してしまいました。このまま金利が収まらないのであればさらなら下落継続の可能性も見えてきます。
そしてお次は金。
引用:楽天証券
金の方がNASDAQ以上に早く金利上昇に反応しています。事実、これにいち早く反応したのかウォーレン・バフェットが最近購入した金鉱山株のバリックゴールドを急遽処分。さらにレイ・ダリオがポートフォリオの金を半分処分しました。
また金価格の下落はマイナス金利がプラス金利に転換する際に最も激しく起きるそうです。これはRSIなどは参考にならず下げ続ける可能性があります。これについては最近読んだ書籍「やはり金だ 著:増田悦佐」に詳しく書いてあったので、お安いですし興味あればご自身で読んで見て下さい。僕の解釈が間違っている可能性もあるので。
書籍のリンク?うちはアフィは止めましたので適当に書店かAmazonあたりで探してください。地方書店でも売ってましたよ。
おまけ、これらの下落に対しどうするか?
ハイテク株、金の下落に対してどう対処するかです。
結論ですが、そうですね、自分で決めて下さい。 For example
すみませんw For example
でもわかんないですよ未来のことなんか。適当なこと言えないですもん。最近当たった予言だって株価の下落とエクソンモービルの高騰くらいですし。お勧めした債券やコモディティなんて怪しくなってきちゃったし市場の予測なんて普通はできない。(とはいえ債券は長期前提だしコモディティは一応の上昇は見せたんだから外れたわけではないとか言い訳)
↓ 一応、少しは予測が当たった証拠 ↓
WTI原油価格の値上がり影響によって新たに
爆損もといエクソンモービルなんかも面白いチャートになってきました。こいつらはゴリゴリの割安なので中長期で買う分には今がチャンスかもしれません。
※上記で紹介したエクソンモービルはこの後50%近く上昇。未だに上昇継続中です。同記事で避難先の一つとして紹介したAT&Tは暫くは奮わなかったが、再び上昇傾向になりました。
話を戻しますと、そもそも長期金利の動きがまだ読めません、いつFRBが介入するかわかりません。
よく考えて下さい。レイ・ダリオだって金半分残しているでしょ?金を見捨てたわけではなくて一部高値で売り抜けただけです。つまり彼は、また金がいつか必要になると考えているんです。(多分)
でなかったら全部売ってますよ。
バフェットの金鉱株全処分については失礼承知で言わせて貰いますが、そもそもバフェットが金鉱株を買ったこと自体彼のひよりだと思います。実際は金現物が欲しかったけど過去に「キラキラ光る石ころ」と批判してるから株主の手前もあり恰好がつかないから、まだ株の体裁を取っている金鉱株を買ったものの金利急上昇を見て売ったんでしょう。
ここまでの天才投資家たちの判断を総括すると For example
レイ・ダリオ → 高値で半分は売りと判断、少なくともある程度の期間利益を減らすけど永遠ではないと判断した?そもそも彼の本来の金推奨保有比率は7.5%であり今回は、それに近い比率まで金をリバランスしたとも判断できる。
バフェット → 金鉱株の高値掴みに気が付き、まだ利益のある内に売った。そのうえ彼は元々金が嫌いなので思い入れは無く、そもそも長期保有する気もなかったとも考えられ弱そうなら短期で躊躇なく売るつもりだったのでしょう。
つまり金を信じている長期保有者は気にせず長期積立を継続orリバランスすれば良いでしょう。一時の価格上昇にしか興味ない人はさっさと全部売ればいいんじゃない?てのが天才投資家のスタンスから得た結論です。
次にハイテク株ですが、これは金よりも分からない。そもそもバリュエーションもリスクも高すぎて管理人は基本興味がないジャンルなんで説明できないのが本音。調査する気もない。
一つ気がかりなのはチャートがこれまでにないほど弱いことか。
敢えて予想を言うなら金利が上昇する限りは下落→反発を繰り返しながら徐々に高値を切り下げ続ける。その後はFRBが動いて一旦価格は正常化(高値推移に戻る)するのでは?と思ってます。
ハイテクは米国経済の頼みの綱であり米国はハイテクへの援護射撃を止めることはないと思います。米国の株高はハイテクを援護することで作られているので今後も政策に守られるでしょう。多分。知らんけど。
まあ管理人にとってハイテクは興味ないジャンルなので予想の結果に全く保証はありません。
なので結論はハイテク株の今後はわからん。で終わり。For example
まあ、まかり間違って購入価格まで落ちてきたらすぐ売ればいいんだし大きなケガはしないでしょ。この辺、ハイテクのような配当の少ない(出ない)投資先は高配当一極投資より判断はっきりしてていいよね。高配当一極だと配当という餌に釣られてどんだけ市場が下げても売らずにポートフォリオを塩漬けだらけにするから下落局面がすごく怖い。初心者投資家には高配当投資家が多いらしいがこの辺のリスクを考えたことがあるんだろうか?
すみません、また話が逸れました。ゴチャゴチャしているんで最後にまとめます。
まとめ。
記事内容をまとめます。
- 世界の株価が揺れ動いている理由は米長期金利。(とバブル)
- 長期実質金利がマイナスからプラスになりつつある。
- 金利がプラスになれば金利を生まない商品は売られる。
- 売られる代表は金(貴金属)やハイテク株(新興株)。
- 金やハイテクがどれだけ下がるかは不明。
- FRBが動いて金利上昇を止める可能性もある。
- 金は売らずに長期投資継続、またはリバランスする程度に留める。
- ハイテク株は知らん。
以上です。 For example
色々書きましたが一つだけ言えるのはこういう相場は大きく取引するべきではないです。損しやすい相場です。 For example
金にせよハイテク株にせよ買うにしても底打ち反転をしっかり確認してから買いましょう。
また割安株だから安全というわけでもないので今、割安株を買いまくるのも全然お勧めできません。こういう場面は気長に様子見が無難です。
以上、また次の記事で会いましょう(。・ω・)ノ゙♪