どうも、高卒です。
管理人は2021年初頭より現在まで徐々に記事タイトルの資産構成を完成させてきました。
これからの時代は以下のようなリスクが高まってきます。
- インフレ or スタグフレーション
- 株式バブルの崩壊(割れないバブルはない)
- 利上げ(テーパリング)
インフレでは現金の価値が下がります。
スタグフレーションでは現金の価値と株価が下がります。
バブル崩壊は言わずもがな、です。
利上げ(テーパリング)では株価と債券価格と純金価格が下がります。
ちなみにテーパリングとは利上げのことだけを指す単語ではございません。
テーパリング(Tapering)は直訳すると「先細り」や「次第に先が細くなっていくこと」という意味で、金融用語ではQE(量的緩和)の縮小を意味します。 米国で2012年9月から行われている「QE3」では7回にわたり従来毎月850億ドルだった資産買い入れ額を100億ドルずつ減らしていくテーパリングを実施しました。
これらを想定した際には現在投資界隈で主流である所謂、(米国)株式100%ポートフォリオでは多大なダメージを被る可能性が高いです。
そのためにはポートフォリオをこの以下の比率に持っていくことがベストなのではないかと思っています。
純金3:株式3:日本円3:自由枠1
その理由を説明します。
純金3割の理由
ではまず、なぜ純金3割なのか?
これは言うまでもなく純金がパーフェクトヘッジ資産だからです。
純金のメリットは、
- バブル崩壊からの立ち直りが最速です(リーマン、コロナで実証済み)
- 価格下落時に底値を割りにくく底固い。
- インフレで値上がりします。
- 資産としても年率10%のリターンを見込めます。
これらのメリットの他に純金は通貨の代替策の一つであったりデジタル通貨や仮想通貨の裏付けに使えるなどの思惑も絡んでおり世界の覇権を狙う国々(中国やインド)が近年になりドンドン買い増ししている状態です。
唯一のデメリットとして金利上昇局面において純金は金利を生まないために魅力がなく売られるとの指摘がありますが、これも今一信憑性に欠けます。
過去記事でも触れていますが金利上昇局面で一時的に売られますが結局値上がります。
つまり純金は資産に2~3割程度持っておくことで様々な経済局面から身を守り、かつ長期でのリターンも得られると想定されます。
ちなみに純金の期待年率リターンは10%と言われると記載しましたが管理人の2021年の純金投資のリターンは+10%でした。
純金の買い方としては三菱マテリアルのような貴金属業者で買うかSBI証券での純金積み立てが無難です。
株式3割の理由
「バブルだ!暴落に備えろ!!」
管理人はこれに近いことをしょっちゅう言っております。
では、なぜ株式は3割保有のままなのでしょうか?
それはいくら暴落しようと長期的目線では株式を捨ててしまうという判断はいささか性急だということが大きいです。
また、株式にはインフレヘッジ機能もあります。この点も株式を完全に切ってはいけない理由だと思います。
さらに割安株であれば金利上昇でのダメージも少ないと言われており、テーパリング(金利上昇)ヘッジを期待できます。
以上のことを加味すれば株式の3割部分は
- 全世界株式:2
- 割安株:1
あたりで保有しておけばよいと思います。
まず①の全世界株式はつみたてNISAや確定拠出年金で保有します。
投資先が全世界である理由は覇権国がこの先もずっと米国だとは限らないためです。
覇権国の株式というのは無条件に成長します。それが今の米国です。ではその米国が覇権国で無くなった場合はどうなるでしょうか?基軸通貨国で無くなった場合は?
恐らく米国株は日本株のような凡庸な株式市場へと転落します。
そして事実、2030年には中国経済が米国経済を追い抜くとされています。インドも後ろに控えております。
だからこそ全世界の株式を持つべきだと管理人は思います。
②の割安株は個人の好き好きで良いですが無難なのはやはりETFでしょう。米国バリュー株を寄せ集めたETFであるVTVなどを一時的に(長期でも可)保有しておくのもよいかもしれません。
管理人の場合は日興フロッギーで割安かつ魅力的な日本企業の株を100円で買っています。理由は、あまり米ドルの資産ばかり増やしたくないからです。米ドルは年々弱くなっているので。
割安株の部分は各々の好きなやり方で構いませんが現状は日本株よりVTVの方が期待リターンは高いということも意識してお好きな手段をお選び下さい。
参考までに
- TOPIX連動ETFに3年間投資した場合のトータルリターンは24%です。
- VTVに3年間投資した場合のトータルリターンは37%です。
特に一時の利上げヘッジ目的に買うのであればVTVで良いのかもしれませんね。
日本円3割の理由
日本円を3割持っておくべき理由は以下です。
- 日本人が日本で最も利便性良く使えるお金は当然「円」。
- 当然、為替の影響を受けない。
- どうせ海外通貨も現状は低金利。
- 円の世界的な信用は高い。
- 円は米ドルほど価値を毀損していない通貨である。
まあ①以外はある程度こじつけです。
結局はすぐ使える現金を手元に残しておくべきだということです。
特に経済危機時には現金が必要です。直撃して職を失った場合は現金で当座をしのぐことが可能です。その時に日本人が使うのは間違いなくドルではなく円です。
危機のための現金を日本円以外で持つ意味があるでしょうか?管理人はどうせ大した金利もつかず通貨価値も低下し続け、為替に振り回されるだけの米ドルを備蓄として持ちたいとは1ミクロンたりとも思いませんが。
余談ですが純金に対する貨幣の価値は世界で唯一日本円のみマイナスにはなっていないという衝撃の事実もあるそうです。(米ドルは50年で1/50になりました。)
このことから日本円の通貨価値の高さを知ることできます。
日本国民が貯金好きなのは、ただ投資に無知なのではなくて無自覚ながらも日本円を通貨として信用しているという側面もあります。
以上のことより日本人が、ある程度の日本円を資産として保有しておく価値は多いにあると思います。
日本人は世界一の安全通貨である日本円を為替の影響を受けずに持てることは幸いなのです。
ありがたく何割かは日本円を残しておきましょう。
まあ、ぐだぐだと書いたんですけど言いたいことは当座資金として3割くらいは円を残しておけってことです。
オマケ:残りの1割
もう、これは好きでよいと思います。
株式の未来を信じてやまないなら株式を4にしてください。
純金が好きなら純金を4にしてください。
より安全派なら日本円(現金)を4です。
さらに分散したいなら債券やリート、その他コモディティを持つのも手でしょう。管理人は1割程度ならJリートでも米国債でも小麦でもなんでもよいと思います。
どれも何かしらの局面でそれなりに仕事をするでしょう。
- 債券は株価暴落に強いです(暴落の仕方によりますが)
- リートは金利上昇の影響を受けにくいとの意見もあります。
- コモディティならインフレに強いです。
1割程度であるなら値動きにスリルはありますが仮想通貨を保有してみるのも良いかもしれません。
管理人は1割枠には一応、米国債券を保有しておりますが、米国債券はちょっと旨味が減ってきたとも思っているのでプラスのうちにJリートと入れ替えようか迷ってます(笑)
まとめ
記事内容をまとめます。
今後の経済動向を見据えた場合
純金3:株式3:日本円3
が妥当なポートフォリオになると思います。
既に管理人のポートフォリオはこれに近い状態となっております。
残りの一割はいずれかに振り分けるかその他資産を保有すれば良いでしょう。
以上です。
この記事は管理人のいずれ市場は調整を迎えるという妄想に基づいて書かれた妄想記事であり、この投資方法を真似ることでリスクは間違いなく下がりますが、リターンが減るという機会損失を被る可能性があります。
いかなる投資判断もご自身の判断で自己責任でやるようお願いいたします。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。