どうも、高卒です。
水曜雑談記事です。
今回の記事はお勧めの車のある電装品についての記事です。
過去記事にて最近購入した軽自動車がどうもアクセルのレスポンスが鈍く、それが気に入らず色々試行錯誤しているという話をしました。
その記事では
- エアクリーナーを純正交換社外品へ交換
- ECUリセット
の2点セットでかなり低速でのアクセルレスポンスが向上した、というお話でした。
もうこれで管理人は概ね満足していたのですが、まだ一つだけ気になることがずっとあったんです。
それは
高速や坂道でいちいちアクセル踏む増すのがメンドクセエ…
という、なんとも物臭な内容でした(笑)
というのも以前の所有車は2.4リットルのそこそこハイパワーSUVであったため坂道や高速なんてのはアクセル踏みマシなんてしなくても超余裕だったんですよね。
なんならフル乗車フル積載でもアクセルベタ踏みなんて一回もしたこと無かったです。
が、今の車はいわゆる軽自動車…
愛車はEKカスタムのターボであり三菱の謎パワーエンジンの影響か瞬間的なトルクも高く、燃費競争時代最初期の軽にしてはパワーがあるほうです。
高速では、いとも簡単に100km超えるし坂道でも法定速度程度ならアクセル軽踏みで出ます。
が、どうしても
- 高速道路+登坂
- 長距離登坂
- 高速での合流、追い越し
で目に見えてキツさが出てきます。
この解決方法は単純であり、アクセルを思いっきり踏むかシフトをスポーツモード(Dsとかパワーとか言ったりします)に入れるだけです。
これで普通に必要十分な速度が出ます。
が、これは快適には程遠いんです。
- アクセルは床近くまで踏み込むので、なんか足が疲れる
- エンジンは「ブオオオオオン!!」て唸りまくって煩い
- 過剰なエンジン音も相まって燃費が気になって仕方ない
こんな感じなもんでベタ踏みやスポーツモード使用はすごく躊躇ってしまうんです(走り好きな人からしたらバカみたいな悩みだと思いますが…)
そもそも最近の車の純正アクセルって電子制御が邪魔して実際の踏み量と加速が一致しない場面が多いんですよね。
燃費重視車だとそれをより顕著に感じます。
そんで、なんか良い解決策でもないかなってネットの情報を探してたら出てきたのが
「スロットルコントローラー」なるもの。
これは行けるかも?という直感が管理人に走りましたっ…!!
目次
アクセルを電子制御ってどういうこと?
これは正確にはアクセルではなくスロットルバルブの電子制御のことを指します。
車というのはエンジンに吸い込んだ空気を送り込んで、その空気とガソリンを混ぜた混合気にスパークプラグで着火して燃やすことでパワーを出します。
そのエンジンに送られる空気量は実はエンジン前のスロットルバルブの開き量(スロットル開度)で調整されるんです。
なので本来は、このスロットル開度≒アクセルの踏み込み量となるんです。
で、上記の通り本来車はアクセルを踏んだだけこのスロットルバルブが開くはずなんですが現代の車ときたら
- 急発進による事故防止
- 急発進、急加速によるガソリンの無駄遣い
などを防止するために、なんと車のAIが勝手にこの開き量を制限するんです。
これがアクセル踏み量と加速がリンクしない違和感の正体です。
操作=動作ではないので直感的でなく違和感を感じるんです。
管理人みたいに30前半のお兄さん(おっさry)世代だと電子制御されていないアクセル(ワイヤースロットル)もまだギリギリ選べた世代なので本当に電子制御の違和感がスゴイです。
ああ…本当にこの違和感が気持ち悪い。
というわけで、ここでようやく本題のスロットルコントーラーの出番というわけです。
スロットルコントローラーとは?
このスロットルコントーラーは電子制御へ介入して車のAIの指示+αでスロットルを開かせる小細工を行う電装部品です。
例えば本来スロットルが10%開く場面で20%開かせると言ったような嘘指示を飛ばす道具なわけです。
それがどうしたと感じるかもしれませんが、効果ありありなんです。
例えば車種によってはある程度スロットルが開かないとパワーを出さない小細工設定があったりします。そのパワーの出ない領域をすっ飛ばすのでアクセルを踏むとそっこーで加速するといった効果が出たりします。
なので設定次第ですが
- 走り出しで一気にスロットルを開かせることで所謂ドッカンスタートをさせたり
- 高速道路や登坂のような後負荷域で変にアクセルを踏まなくてもスムーズに加速させる
等の調整が可能になります。
調整は個人の好き好きですが
- 発進加速が鈍くてイライラする
- アクセルべた踏みに心理抵抗がある
- そもそもアクセルワークが下手
なんて人の運転の不満やストレス軽減にお勧めな装置となっております。
また、アクセル無反応領域を飛ばすので心理的な効果だけでは終わりません。間違いなく出足のレスポンスは向上します。
一応、補足として電子制御に介入などと聞くと
- 変な電子制御で車が壊れるんじゃないか?
- 車の寿命は縮まないのか?
などと思いがちです。
まあ、その可能性も完全には否定できないのですが僕が知る限りでは、あまりそういった事例は聞きません。
ディーラーの担当にも確認しましたがスロコンはそんなに問題視してないよ、との回答を頂いております。
というわけでディーラー公認(ではないですよ!)を頂いたところで嬉しくなって早速ポチってしまいました(笑)
管理人が取り付けたのはBLITZ社の「SMA THRO」
画像引用:BLITZ公式サイト
管理人がポチったのはBLITZの廉価スロコンこと「Sma THro」です(上の写真のやつです、以下スマスロと表記します)
スロコンは基本安くても30,000円程度します。個人的には純正+α程度の効果(だと買う前は思ってた)に3万円は高すぎると考えていました。
そこで見つけたのがこのスマスロでお値段はおよそ15,000円
決して安くはないが他スロコンの半額はさすがにかなり魅力的。
そして機能は決して劣らず必要十分と言ったところ。
- スロットル開度の調整設定は全9種
- エコ、マイルド、スポーツ、オートの4モード搭載
- 故障時は自動で純正制御に戻る安全装置付き
- 無駄なモニターなどの装備が付かず配線取り回しが楽チン
- 車種によっては上記写真のようにパネルはめ込みも可
- ボタン一つでスロコンオンオフが可能(これが良い!)
うーんこれは、お得としか言いようがない。
個人的にはコックピット内にあまり配線や装置を見せびらかすのはダサイ(個人の感想です)と思っているのでスマスロのシンプルな作りは逆にありがたいです。
スマスロの取付は超簡単
取付も簡単です。
- アクセルペダル上のカプラーを抜く(注:車種によっては硬い、ekは簡単に抜けた)
- スロコン側のカプラーを差す
- 説明書通りに初期設定する(めっちゃ簡単)
- あとは配線の引き回し、ボタン配置、本体置き場を検討するだけ
以上です。
すごく簡単です。
工具の一つも必要ありません(インシュ等の配線まとめ部品くらい)
個人的には④が一番難しかったです(笑)
正直言ってこの作業をイエロー〇ットやオートバッ〇スに依頼するのはお金の無駄だと思いますので是非DIYでやってみてください(工賃5,000円くらい取られるらしいです)
第一、男なら少しくらいは機械を弄れた方が様になりますよ。
スロコンのモード設定とテスト走行
というわけで取付完了したので、まずはスロコンのモードを決めます。
設定は一番自分に向いてそうなダイヤル8で「オートモード」に設定。
この設定のメーカー説明を一部引用します。
●ダイヤル【8】
加速するにつれてアクセルが一定でも徐々に加速していきます。低速時や後退時の急激な挙動を抑え、いちいち切り替える必要もなく、快適でスムーズなドライブが可能です。
引用:BLITZ SmaThro INSTALLATION MANUAL
この設定の説明…この通りであれば、まさに自分の求めるものです。
自分の求めるのは以下のようなアクセル設定。
- 発進時にアクセル効きすぎて変なGがかかってほしくない(発進は純正+αで良い)
- 高速や山道でアクセルベタ踏みやスポーツモードを使いたくない(高負荷時はガッツリとスロコンが効いてほしい)
これを両立できるモードがあったのもスマスロを選定した理由です。
今回のテストコースは
- 市街地を軽く街乗り
- 峠や坂道の長距離走行
- 高速道路にて帰宅
ちなみにこのコースを純正設定で走った場合は、
- ①は、ほぼ不満はありません。
- ②、③は高負荷時のアクセルレスポンスに少々不満ありです。
基本、純正というのは街乗りに特化しているので、この感想は至って正常です。
純正状態から、この②,③の不満が解消できるならスマスロは神アイテムだという結論で確定です。
と言うわけでさっそくテスト走行開始です。
市街地
まずは市街地を軽く街乗りします。設定はオートモード(設定8)
信号で停止後発進してみます。
すると発進加速はあまり変化しない設定のはずですが、押し出しが軽くなった印象を受けました。しかし過剰ではなく変なGがかかるわけでも丁度良い塩梅と言ったところ。
試しにスロコンをオフにすると明らかにいつものかったるい発進の印象に戻りました。
つまりこのオートモードは低速時も過剰にならない程度にスロコンが効いており良い感じと言えます。
街乗りはBLITZさんの狙い通りのスロコンの効きすぎない丁度良い設定となっておりました。
峠や坂道
次はいつもならエンジンが唸りまくる坂道や峠にチャレンジです。
普段でも難なく登りますがエンジン音が相当うるさいです。さて、どうなるか…
急な坂道に差し掛かったので少しアクセルを踏み増しします。
坂をグングン登ります。普段ならこの辺でキックダウンしてエンジンが唸ります。
おや…?
おお!おおお!!
いやはや、これめっちゃスムーズやん…
エンジン音がほとんど変化しないまま回転数が緩やかに上昇していきます。
アクセルの踏み加減は変えてないのに速度を保ったまま坂道をガンガン登ります。
いやいやいや、これさあ…
純正のクルーズコントロールよりアクセル操作上手いやん…
というわけで登坂での実験結果は個人的には中々の手ごたえでした。
とはいえ車自体のパワーが向上するわけではないので、あまりにキツイ坂だと結局エンジンは唸りだしエコインジゲーターは黄色表示(燃費悪い警告)となってしまいます。
とはいえ、この結果は満足できたと言ってよいでしょう。スロコン素晴らしいです!!
高速道路
結構遠くまで来てしまったので高速を使って帰宅することに。
というのは高速実験のための言い訳です(笑)
スロコンオンのまま高速へ。
まずは合流。普段はここで出遅れると迷惑になるのでベタ踏みorスポーツモードです。
今回はスロコン+アクセル強め程度の調整で突っ込んでみる。
自然にスムーズに合流達成、スロコンのお陰でナイススタートを切れました。
そのままいつもの感覚でアクセルを踏んでいるとあっという間に100kmを超えそうに、これも中々良い感じ。
お次は高速での登り坂、これは普段なら強踏みで辛うじて100kmといったところ。
今回はスロコンが自動で踏み増してくれるので悠々と100kmへ、これもいい感じ。
- 合流がスムーズ
- 追い越しもスムーズ
- 坂道もスムーズ
でアクセルの強い踏みこみやスポーツモードは不使用で高速を走りきれました。
高速もめっちゃ楽です。スロコン…良い。
終わりに
というわけで今回の記事では管理人が以前より気になっていたスロコン(スマスロ)を試した感想を書きました。
管理人の結論としてはスロコンを導入してみて良かったと思いました。
- 発進加速は間違いなく速くなります。
- 高負荷運転の限界は変わりませんが、その限界までスムーズに到達できます。
これは車本来のあるべき姿だと思います。やっぱり電気的に抑え込まれた挙動は不自然です。
とはいえ管理人、ekカスタムのク〇と呼ばれる純正アクセルレスポンスも慣れれば良いもんであり嫌いではありません。
駄馬をなんとか乗りこなすイメージで愛着が湧くからです(笑)
とはいえ限界パワーまでの到達がダルすぎるのは嫌いです。そこだけは直したかったのでスロコンの下は控え目、上は無制限のオートモード設定はすごく使いやすいです。
ちなみにここまでスロコンを褒めておいてなんですが普段はあまり使わないかもしれません。
理由は普段は駄馬を乗り回しつつ、ここぞというときにボタン一つでフルパワーを発揮するような厨二病遊びをしたいからです。
いい歳して恥ずかしい奴ですな。
(*ノωノ)
なーんてところです。
それでは、また次の記事で会いましょう。
※後で気が付きましたがアイキャッチ画像のメーターが0kmでした…停まってるやん(笑)