高卒です。
連日、米国株の下落がハイテクを中心に止まりません。
特にレバナスのようなレバレッジをかけたハイリスク商品はこんなそよ風程度の下落でも積み上げた利益を吐き出しつつあります。
その様は、まるで狼が吹けば飛ぶ藁の家です。
引用:iFreeレバレッジ NASDAQ100 期間別騰落率
レバナスは既に半年分の利益を吐き出した。
上記表の通りレバナスは既に半年分の利益を失いました。
もうほぼ0%です。(というか若干マイナス)
レバナス、レバナスと耳にし始めたのは、ほんの最近(ここ半年程度)なので大半の新規参入者はすでに利益を溶かし損失に片足を突っ込んだ形でしょう。
これに対し管理人は数か月前に行きつけの美容院の女性従業員さんにレバナスを始めた方がよいか聞かれたときに明確に否定して良かったと思っています。
今後レバナスがどうなるかは分かりませんが素人がレバレッジ商品にいきなり120万ぶち込んで、こんな値動きに耐えられるとは到底思えませんから心底ほっとしています。
上記記事内でどうしても今から投資やりたいなら、つみたてNISAで全世界株、でも、それすらも危ないかもと伝えたと書きました。
まあ、大体当たってましたね。
1年リターンは他の米国株価指数を下回った
レバナスの1年リターンは既にS&P500を下回りました。
数値としては20%を下回り19%となりました。
それに対しS&P500に投資するETF(VOO)は依然、1年リターンは26.4%を維持しています。
ちなみにNASDAQに同期間投資した場合でも6カ月リターンは7.4%、1年リターンは20%のため、レバナスは通常のNASDAQの成績も下回りました。
以前の記事でも書きましたがレバナスの場合は高手数料も乗ってくるので低コストのNASDAQETF(QQQなど)と投資成績で並んだ時点で損失です。
この事態はレバナスに投資する上で十分起こり得ることであり、当然レバナスの目論見書でも説明されています。
何も驚くことではありません。投資は自己責任です。
それに、やってることはレバレッジですよ?ウォール街の人間でも長期投資には不向きと認めてる手法です。
レバレッジなら短期でやりましょうよ。
お祈りするのはリスク過多の証拠。
どうも最近ではSNS投資家の中でレバナスからの一時撤退だとか、祈ってホールドするだけだとか、そんな論調に代わってきたようです。
割安株や高配当株をこき下ろしていた強気はどこへやら?
まあ、レバナスからの撤退かお祈りホールドか?はたまた買い増しか?その選択のどちらかが正しいかなんてことは管理人にはわかりません。管理人は神じゃないんで今後の値動きなんて予想できませんから。
ただし一つだけ言えることがあります。
それは、こんな短期間のちょびっと下げで撤退だのお祈りだの、そんなことを考えないといけない時点でリスクを取りすぎであり長期投資として成立していないと気付くべきですね。(ニワカNASDAQ民には体験したことない強烈な下げなのかもですが)
レバレッジ商品を長期でホールドする場合、上昇局面では絶頂寸前のような有頂天を味わえますが下落局面では以下のようなことを心配になり生きた心地がしなくなります。
- この下落が続いたら投資資金が八割がた吹っ飛ぶ…(´;ω;`)
- 株価ヨコヨコでも利益が減り続けていく…(´;ω;`)
こんな状態でホールドできますか?管理人はチキンなので絶対にできません。
- 下落ではおよそ1.5倍のペースで価格が下がっていきます。
- 停滞期間も減価で値下がっていきます。
これのどこが長期投資に適しているのでしょうか?管理人は長期ポートフォリオにジェットコースターを組み入れる神経がどうしても理解できません。
まさかの割安株ETFと純金が鉄壁に
管理人のポートフォリオにはハイテク投資家からクソださいとされた割安株ETFや純金が以前よりふんだんに含まれております。
今回の下げではこれはビクともしていません。
例えば以前の記事で買っても良いかもと紹介した米ETFの「VTV」。
こちらは米割安株ETFになりますが1年リターンはまさかのS&P500ETFすら上回り28.5%を記録しております。
また管理人は分散の一環としてハイテクETFも保有していますがその比率は総資産の5%にも満たず購入したのはかなり昔なので減りはしましたが大勢に影響はありません。
純金は値下がらず、むしろ値上がっています。
管理人は今の下落は全く気になってないし、むしろ序章くらいにしか思っていません。
その時のために2021年からリターン下げてまで徹底的に分散してきたんですから。
今の段階から根を上げそうな人は、この先も長期投資なんて絶対に無理ですよ。
理由はただ一つ、リスクを取りすぎだからです。
それでは本日の記事はこんなところです。
また次の記事でお会いしましょう。