どうも、高卒投資家ぽんたです。
いきなり過激なタイトルで申し訳ありません。ですが体感でも株価高すぎると思いませんか?
自分は中短期ポジションに限り資金をかなり撤退させました。
本日の記事では
- なぜ株がバブル状態だと思うか
- 資産運用をどうすれば良いか?
についてをつらつらと書いて行きます。
人の意見をまとめたような内容が多いですが自分は経済学者でもない高卒なのでご容赦下さい。
目次
なぜ株がバブル状態だと思うのか?
自分がバブルだと考えている理由は大きく分けると体感的な理由と数値的な理由の二つがあります。
まずは、ちょっと体感的なお話です。(これは話半分でいいかも)
①世界中でコロナ第三波なのに株価爆上げ
株価は半年先を織り込むと言いますね。
株価が最初に大きく上がり始めた去年四月の理由はこうでした。
- 新型コロナの経済影響が見えてきた、もうリスクは織り込んだぞ。
ここから半年近く経過してコロナが再び再燃し始めると市場はボックス相場となり、いつ下落をしておかしくない状態となりました。
が、そこで12月にワクチン開発が発表されました。ここで再び爆上げしました。その理由はこう
- 半年後にはワクチンで新型コロナに怯える生活は終わる、リスクは織り込んだぞ。
これを理由に本来多少なり調整するべきだった株価は金融緩和も手伝って異次元に暴騰しました。
ですが今度は新型コロナの変異種が確認されたり、感染拡大ペースが以前よりハイペースになったり、南アフリカの新種に関してはワクチン耐性があるかも?(外部リンク)などという話まで出てきて半年後に新型コロナが終わっている未来は見えづらくなってきました。
つまり今の株高は実態を伴っておらず近いうちに最低でもボックス相場、最悪暴落(調整)を迎えると思われます。
暴落は当然としてボックス相場も大きく取引すると損をする傾向にあるので自分は資金を撤退しました。
そもそも2~3月は株価が下落しやすいというアノマリーもあるので、そこも警戒です。
そして、つぎは感覚的な話ではなく数字でのお話です。こっちの方が信憑性があると思います。
②いくつかの数値がバブルを示唆
世の中には便利なものでバブルを判断できる指数や統計結果があるそうです。今回は自分が調べた情報からいくつかご紹介いたします。
PBR
まずS&P500のPBRは現在4倍超えを達成しました。これはどのくらいかというとちょうどITバブル崩壊寸前の2000年あたりのPBRと同格です。このことは意識しておいてよいと思います。ちなみにコロナショック寸前でもここまで高くはなりませんでした。ちなみにリーマンショックでは3倍に届く前に崩壊しました。
CAPEレシオ
この指数は25倍を超えると過熱感があると言われております。
とはいえ25倍はあくまで目安であり、ここ6年は一部の暴落時を除けば常時超えっぱなしです。現状は限界は切りあがっているとの見方もあります。
そして今現在のS&P500のCAPEレシオは33倍です。
ちなみに直近ではコロナショック、チャイナ(アップル)ショックはいずれもCAPEレシオが30倍を超えたところで来ました。ご注意を。
ちなみにCAPEレシオは去年8月には再度30倍を超えており、いつ二番底として下に飛んでもおかしくない状態だったと思われますが数々の金融緩和、ワクチンニュースなどで首の皮一枚繋がって調整されなかったのだと思われます。
AAIIセンチメント調査
まずは、こちらのツイートを引用させていただきます。
【個人投資家はかなり強気に、過熱感に警戒】
AAIIセンチメント調査の最新版。1/6時点、アメリカの個人投資家は「強気54.0%」「中立19.4%」「弱気26.6%」でした。年明けから超強気です。個人投資家が強気だと、相場の短期的なピークも近そう。今から警戒しておきたいですね。https://t.co/RsqdW7Ij9I pic.twitter-.com/PMb3a4SonW— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 10, 2021
普段投資の参考にさせていただいている方のツイートです。
こちらによれば米国の個人投資家は過半数が強気。強気なら良いかというと逆で個人投資家がすでに株を買ったあとのポジショントークであるため、すでに株が買われ過ぎであることを示すそうです。
なので、この調査結果が強気有利の時は短中期的に注意だそうです。
さて、ここまでの内容でリスクが見えてきたので次の項目からは運用を見直すべきかについて考えます。
バブルなら資産運用をどうするべきか?
これに関しては自分はこう考えます。
- 短中期投資なら撤退or減らす、腕が良いならヘッジする。
- 長期投資なら「基本は」何もしない。
です。当ブログを読んでくださる数少ない方は長期投資派が多いようなので②の何もしないが無難かもしれません。
これについて補足説明いたします。
①短中期投資なら撤退or減らす、腕が良いならヘッジする。
短中期投資でやってはいけないことは都合の良いときだけ長期扱いすることです。相場に危険の臭いがするならポジションを減らすべきです。自分はこれだけ要素が出そろっていれば最早短期ポジを多く持つ気にはなれません。
とはいえ相場がまだ上げていることも事実です。ギリギリまで食らいつくのも一興だと思います。そこは個人の判断で。自分も完全に短中期を切ったわけではありません。
また腕のよい人は空売りなどで下落をヘッジすることも考えてよいと思います。とはいえ今は相場があまりにイケイケなので空売りはかなり不利な逆張りになり、一気にやられる可能性があるので正直お勧めできませんが。
②長期投資なら「基本は」何もしない。
次に長期ポジションしか持っていない方、これは何もせず放置でよいと思います。
強いて言うなら現在米国長期金利の急騰などによりグロース株はリスクが高まっている可能性があります。(グロース株は低金利ほど強い傾向があります。)
あまりにグロース株のポジションを取り過ぎている人は少し売ってもいいかもしれません。
まあ長期の人は売ることに抵抗のある人が多いので暫くは毎月の買い付け額を減らすとか、毎月の買い付け額をバリュー株50% : 債券50%とかにするとかも手かもしれませんね。
特に割安株は今、強さを見せているので、そんなに悪い資金シフトではない気がします。自分の過去の記事でも紹介したAT&TやWTI原油価格の値上がり影響によって新たに爆損もといエクソンモービルなんかも面白いチャートになってきました。こいつらはゴリゴリの割安なので中長期で買う分には今がチャンスかもしれません。
↓以下はエクソンモービルのチャート↓
チャートの引用元:楽天証券
チャートは一年間の週足チャートです。
短期移動平均線(緑)が中期移動平均線(赤)を上抜け、さらに短期線はイイ感じに上向き継続です。さらに直近で長い陽線が出現しました、これも上昇サインです。そのまま短期線が長期線(青)を上に抜ければさらに上に向かうでしょう。
まあこんな占いはどうでもいいとして、とにかくチャートは短中期くらいで見ても強そうだよって話です。なんとなく上向いてきてるのはチャート読めない人もでもわかるでしょう?僕は打診買い程度なら買ってみても良いチャートだと思います。
すみません、話が逸れました、この辺はまた別記事でやりたいですね。
最後にまとめます。
最後に
- 株価が高すぎる、首の皮一枚でつながったような相場に感じる。
- 様々な数値(PBR,CAPEレシオ)が高いぞ!と警告中、歴史的暴落直前並の数値。
- 米国個人投資家は過半数が買い越した状態、次に待っているのは売り(の可能性)。
- 短期投資は欲張る時期ではない、減らすなり、腕が良いならヘッジの準備も。
- 長期投資はそのままで良い、強いて言うなら毎月の買い付け配分を調整する。
- 買うなら債券か割安銘柄、ただしあくまで長期用。
以上です。
ここまで書いてきた通り正直、自分は今の相場は怖いです。バブルおじさんと呼ばれてもいいので暫く投資金額を控えます。
長期投資はそのまま以前の記事の方針で続けます。
とはいえ、これは個人の意見であり必ず相場が暴落すると言っているわけではありません。なので鵜呑みにしないよう自分の考えで投資はやりましょう。僕は自分で考えずに他人の意見のみで投資する人は嫌いです。(辛辣)
てか、本当に暴落が分かってたら全力で空売りするわって話です。
そんな冗談を言ったところで本日の記事を終わります。
また次の記事で会いましょう(。・ω・)ノ゙♪