どうも、意識低い系会社員のぽんたです。
コロナの影響で世界はゴタゴタしてきましたね、とにかく予防は徹底しましょう、仕事してお金稼いでくれる健康な体は大切な資本です。
ところで、株もすごい下げてますね、短期の下げ幅はリーマンショック以来だとか、私は長期投資(を目指している)かつ、余裕資金多めなので全く気にしてませんが。
最近の激しい下落を見て、色々なファンドが安くなって欲しくなったなんて人もいるのではないでしょうか?
私もちょっと気になっているファンドがあるので、この機会に調査しました。
というわけで、今日の記事ではつみたてNISAで買うことのできるアクティブファンドのフィデリティ・欧州株・ファンドをご紹介します。
それでは、以下の順でご紹介していきます。
- ファンドの概要
- 投資国と投資業種
- 組入銘柄詳細
- まとめるとこんなファンド
※本記事は買いを推奨する記事ではありません、ちょっと興味深いファンドを管理人の興味本位で調査、紹介しているだけです。
こちらのファンドについては以前の記事でファンドの長期運用比較に使わせて貰ったことから少し興味が出たので記事にしてみました。
ちなみにアクティブファンドとは市場平均をアウトパフォームすることを目指してプロが運用するファンドのことです。
高い運用費のせいで大半は長期でインデックスファンドに負けるとか散々こき下ろされており悔しい思いをしているファンドも多いと聞きます。
さて、話を戻して、どんなファンドなのか考察していきます。
フィデリティ・欧州株・ファンドの概要
- 投資先 :英国および欧州大陸
- 組入銘柄数 :52銘柄
- 信託報酬料 :年1.65%
- 運用開始年 :1998年
- 5年リターン :10.4%
- 10年リターン :11.1%
と、なっております。
投資先は英国および欧州大陸となっており、米国を含みません。
組入銘柄は52銘柄とまあまあ分散も効いております。
信託報酬料は1.65%であり、つみたてNISAで最も高いです。
運用歴は長くしっかりとした実績があります、つみたてNISAで購入時手数料を抑えれば、長期のリターンは手数料込みでも申し分無いと言えますね。
投資国と投資業種
引用:フィデリティ・欧州株・ファンド 2020.02.28 投資信託説明書(交付目論見書)
現状の投資国は英国が少し多めですが、均等に分散されていますね、もっと英国に偏っているのかと思ってました。
組入上位業種はハイテク、資本財、サービス、の景気に敏感なセクターが40%近くを占めております、が、景気に左右されにくいヘルスケアや生活必需品も20%程度組み入れられてます。
恐らく、現状は株高、好景気でノリノリのハイテクや資本財に乗っかって利益を出しつつ、ヘルスケアや生活必需品もほどほどに組入れ、急な下落のストッパーにしているのかと思います。(素人の勝手な想像です、もっと深い考えと調査に基づいていると思います。)
事実、3月2日現在、コロナの影響による下げは、米国や全世界に連動するインデックスより少ない下げで済んでます。(まだコロナ騒動は予断を許さないため何とも言えませんが)
ただし、当時の組入銘柄までは調べてませんが、リーマンショックでは67%、2018年12月の下落では23%下げており、普段は結構リスクを取っている印象です。
組入銘柄詳細
現在の組入銘柄TOP10は以下のラインナップとなっています。
1 SAP (ドイツ ソフトウェア・サービス 5.3%)
2 エクスペリアン (ジャージィー 商業・専門サービス 4.8%)
3 グリフォルス (スペイン 医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス 4.0%)
4 ノボ・ノルディスク (デンマーク 医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス 4.0%)
5 インジェニコ (フランス テクノロジー・ハードウェア及び機器 4.0%)
6 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ (イギリス 食品・飲料・タバコ 3.4%)
7 スカウト24 (ドイツ メディア・娯楽 3.3%)
8 LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン (フランス 耐久消費財・アパレル 2.8%)
9 アッサ・アブロイ (スウェーデン 資本財 2.7%)
10 ソノバ・ホールディング (スイス ヘルスケア機器・サービス 2.7%)
ブリティッシュアメンリカンタバコ(BTI)やルイヴィトンなんかは一目でわかりますが、他は殆どわかりませんw(私が知らないだけかも)
知らないままというのは怖いので、どんな企業なのか本当に簡単に調べてみました、ほとんどwiki棒読みとなっており申し訳ありません。
- SAP:ドイツの大手ソフトウェア会社でマイクロソフト等についで世界4位、企業基幹システムであるERP分野では世界一位
- エクスペリアン:世界90カ国以上で信用情報・与信管理とマーケッティング情報に関するデータベース及び分析サービスを提供をしている、グローバルなソフトウェア大企業
- グリフォルス:スペインに本社を置く、米国に150の血漿献血センターを持つ血漿収集大手で血漿由来バイオ医薬品の大手メーカー、グループ純総収入の75%をバイオサイエンス部門が占める
- ノボ・ノルディクス:デンマークに本社を置く、グローバル製薬企業、糖尿病領域、成長ホルモン領域、血友病領域において製品とサービスを提供している、インスリン製剤などの糖尿病治療薬で世界首位
- インジェニコ:世界最大の電子決済端末メーカー。世界80カ国以上に拠点を設け、170カ国以上で製品を販売する。(ICカード決済の端末を世界で最初に作った会社です。キャッシュレス需要もあり、乗りに乗ってそうな会社ですね。)
書き出してみると中々頼もしそうなラインナップじゃないか…
上位銘柄は欧州の有名株がしっかり組み込まれてる印象です。
個別株では買えない銘柄が多いのも、なんか魅力的ですね。
※SAP,BTIは楽天証券でも個別に買えます。
長くなりすぎるので上位5銘柄までにしますが、欧州各国のソフトウェアやヘルスケアなどの盤石な基盤を築いた超巨大企業が主力となっているようです。
6位以下も巨大グローバル企業が投資対象となってますね。
BTIやルイヴィトンも日本を含めた世界中にブランドを持つ超有名企業ですね。
まとめるとこんなファンド
フィデリティ・欧州株・ファンドについてまとめます。
- 現在は欧州全体にバランスよく投資
- 多国籍かつ盤石な欧州の超巨大企業が主力
- 現状、主力銘柄はハイテク、ヘルスケア企業が中心
- 10年リターンでも11%超えで安定成長している
- リターンを下げずに欧州に分散投資できる
- リターンある分リスクは高め
- 手数料がつみたてNISAで最も高い
といったところでしょうか
現状の銘柄センスは個人的にとても好きです。
欧州の超巨大グローバル企業の集合ってなんかすごくロマンがありますね。
あと手数料がもう少し安ければ完璧なんですが
それと、本ファンドはアクティブファンドなので速攻で銘柄や組入比率が変わってしまいます。
そう遠くないうちに今回まとめた内容と別物になってるかもしれません。
そういうところも加味した上で、面白そうだな、と興味を持って参考にしていただけたら幸いです。
あと繰り返しになりますが、アクティブファンドの大半は長期でインデックスファンドに負けると言われています。
プロが運用して銘柄を入れ替えまくることで手数料が高くつくからです。
もし、投資したいと思った方はくれぐれもその事実を念頭に置いて、自分でよく考えてから投資してください、本記事はこのファンド買えば必ず儲かると推奨している物ではありません。
それでは良き投資ライフを!